第20話
24年 9/14 10:00:陸上自衛隊:タタバーニャ要塞都市
「総員戦闘用意!」
「また攻撃かよ!そろそろやめてくれよ!」
第十六普通科連隊はタタバーニャ要塞都市への侵入路である城門を防衛していた。
城門前には1両の10式戦車が鎮座している。
「射撃開始!射撃開始!」
既に城門防衛部隊へのタタバーニャ守備隊の攻撃はたった1日で何回も行われているわけだが。
今回は一味違った。
「魔導兵からこr、っ!!LAMだ!!!」
その言葉と同時に、10式戦車へとHEATが飛翔していく。
ダメだ。
全員がそう思った。
当の10式戦車搭乗員以外。
110mm個人携行対戦車弾が砲塔正面命中し、モンロー・ノイマン効果によってメタルジェットが10式戦車を貫徹。
するわけがなかった。
「おいおいおい!なんだその舐めたATの運用はぁ!
たかだがLAM1発正面にぶち込んだくらいでヒトマルが消し飛ぶとでも思ってんのかぁ!?おぉ!?」
彼らは戦車を、否、10式戦車を信じていた。
彼らからすれば、市街地で車体上部から対戦車弾を浴びるように食らうならまだしも、たかだか1発程度豆鉄砲とでも思っている。
にしても、肝が座り過ぎではないだろうか。
「車長!大丈夫ですか!?」
「大丈夫だぁ!?豆鉄砲1発程度屁でもねえよ!
10式戦車舐めんじゃねえ!せいぜい整備が泣くくらいの損害だよ!」
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24年 9/14 20:00:日本国:大会議室
条約の合意を得て、使節団一行と閣僚達は火がついたのか、10時間にも及ぶ大会議がなされていた。
その結果、細かい両国内政上の調整こそあれど、条約は完全なものとして完成した。
「えぇー…それでは、各種条約の最終確認をさせて頂きます」
そう言い、条約の概要を話し始める。
(編成同様、興味の無い方は飛ばしてもらって構わない)
日英基本条約
国交樹立及び両国が対等であることを明記
相互に大使館を設置することを明記
大使館敷地は設置した国の国土とする
大使館警備は設置した国が責任を持つとする
日英経済連携協定
両国間においては対等に貿易がなされる
日本国はエルファスター連合帝国(以下英国)に対して無関税での輸出が可能である
英国は日本国に対して無関税での輸出が可能である
樺太は安全が確認され次第共同の経済区とする
これにおいて行政は共同で行うものとする
付記
日本国は英国に対して貿易港の整備に責任を持つとする
日本国のエルファスター連合帝国に対する経済援助協定
日本国はエルファスター連合帝国(以下英国)に対して経済援助を行うとする
この経済援助は英国が独力で経済的発展を行うことを援助するものである
この協定ではインフラストラクチャーの整備を日本国が行うとする
この協定では公衆衛生の整備を日本国が行うとする
日英相互防衛条約
一方が防衛戦争状態に突入した場合、もう一方は防衛参戦する事を明記する
日本国はエルファスター連合帝国(以下英国)に対し海軍戦力を配備することとする
この海軍戦力駐屯地の維持費用は英国が持つものとする
駐屯地は英国保有の軍事基地とする。
英国は日本国の樺太を防衛することとする
この防衛に関しては英国が主体とする
日英相互技術援助協定
両国は相互に技術の援助を行うことを明記する
日本国はエルファスター連合帝国(以下英国)に対して科学技術の援助を行うとする
これはあくまで英国の科学技術取得を目的とする
英国は日本国に魔法技術の援助を行うとする
これはあくまで日本国の魔法技術取得を目的とする
日英秘密協定
ヴァクマー共和国に関しては両国の協力のもと鎮圧する事とする
ヴァクマー帝国に関しては両国の協力のもと民主化することとする
これによって日本はやっとこさまともな同盟国手に入れた事になる。
そして、ロシアが保有していた巨大プロジェクト。
サハリンプロジェクト。
日本はこれを樺太のエルファスター連合帝国との共同経済区とする事によって全ての権益を確保した。
もしこれが地球であったならば大バッシング必至だが、既にそれを批判する諸外国は消滅、ロシアに至っては殲滅されたし、英帝国連合はまだ石油の重要性に気づいていない。
そして、もう一つ大きな進展がある。
「それでは、こちらが我々が事前に持ち込んでいた地図となります。
こんなこともあろうかと持ち込んでおいて正解でしたよ……」
それまではヴァクマー帝国の捕虜経由の情報か、民間に流通している雑で範囲の狭い地図しかなかった。
それがエルファスター連合帝国周辺国家全てにまで拡大する事となった。
主な国家は、日本から見て北西部のヴァクマー帝国及び共和国。
その北部にルレラ連合
北部のエルファスター連合帝国。
そのエルファスター連合帝国の北部に存在するグランシェカ共和国。
南部のサンコ諸島国
その南部エルジド神国
南西聖アルベリア王国
ヴァクマー帝国西方、ダルア帝国連盟
エルファスター連合帝国が交友もしくは敵対関係を持っている主な国家達である。
その中でエルファスター連合帝国勢力圏もとい、レンドロ協定参加国はグランシェカ共和国、そしてサンコ諸島国である。
この中に新しく日本国、そして後々には新体制ヴァクマーも加わることとなるだろう。
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24年 9/16 19:00:ヴァクマー帝国:ダバペスト
日本とヴァクマー帝国の休戦、そしてヴァクマー共和国との国交断絶はエルファスター連合帝国の手回しによってスムーズに進むと、そう思われていた。
実際、ヴァクマー帝国との休戦は連合帝国による手回し、そして同国の外交官が出張った事によって順調に進んだ。
鹵獲された兵器や捕虜になった第七普通科連隊の隊員も全員帰還し、現在は自衛隊病院にて治療中である。
だが共和国との国交断絶は非常に拗れた。
こちらも同様、連合帝国外交官の同伴のもと国交解消及び派遣部隊の撤収通告を行った……のだが。
それに対し激怒したクソ野郎が私兵を動員して館を包囲したのである。
幸いにも、SBUの護衛が私兵を蹂躙したことによって死傷者0での脱出には成功した。
それだけならばまだ良かった。
共和国は連合帝国との協定のもと共和国は叩き潰される末路であった。
面倒なのは、これが広まった事によって共和国の一部が反旗を翻すという名の親日ムーブをかましたことだ。
反旗を翻したのは日本の恐ろしさを知るヴァクマー共和国海軍全体、そして第一一六レンジャー戦闘団。
第十五即応機動連隊とともに戦闘を行っていた、そして今も共同戦をしている部隊である。
現場曰く、「戦友を裏切るなど笑止千万」とのことだ。
さらに、既に海軍部隊もヴァクマー共和国軍との交戦に突入している。
これによってエルファスター連合帝国との念密な計画のもと一気にヴァクマー共和国を制圧するストーリーは崩れさった。
日本はこれに対応するため空の神兵の末裔であり、陸自屈指の精鋭と名高い部隊を派遣。
その名は、第一空挺団である。
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「降下30秒前!総員装具最終点検!」
戦術輸送機C-2によって移送されているのは、第一空挺団の第一普通科大隊である。
先行して、既に第一狂ってる団と名高い空挺団の中でも特に狂っている、降下誘導小隊がHALO降下にて進入済みである。
目標は共和国臨時首都ペーチ、その内部のワイバーンの飛行場である。
任務は各種主要人物の捕縛である。
出発直前に、外務省からアコスという名の外交官もついでに捕縛してくれと要望があったため、こちらも対象である。
おそらく外務省私怨であろう。
ちなみに、捕縛対象の主要人物。
これの判定であるが、エルファスター連合帝国から入手した貴族階級であるという人物の名簿である。
「降下5秒前!3、2、用意!降下!降下!降下!」
その合図と共に、空挺団員が降下していく。
ペーチ上空を13式空挺傘が覆う。
その光景は空挺降下を知るものからすれば絶望そのものであろう。
降着した隊員は手早く落下傘を切り離し、飛行場の警備との戦闘に入る。
「3時方向敵散兵!」
「軽機掃射しろ!全部隊が降下するまで近づけるな!」
「ワイバーンが離陸体制に入ってます!」
「騎手を撃ち殺せ!」
敵前どころか敵中降下など本来の空挺降下の要領とは違うが、他の都市と違い首都ペーチの水兵部隊は追い詰められている。
水兵達の救援を目的としている以上、これが一番手っ取り早い。
「員数点検終了!全部隊降下完了しました!」
「部隊前進!目の前の敵兵は全て蹴散らせ!」
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67年 9/16 20:00:ヴァクマー共和国:ペーチ軍港
「日本とやらの援軍はまだか!」
「まだです!水平線上には船すらありません!」
「もし緑色服のやつがいたら撃つなよ!」
ペーチ軍港の水兵達は決死の抵抗を展開していた。
既に軍港の入口での防衛計画は完全に崩壊していた。
既に港の奥深くまで押し込まれており、両翼では艦内立て篭もりでの最後の抵抗を試みている。
いくら軍人とはいえ1日8時間以上、体力錬成から銃の撃ち方まで訓練している陸軍兵に水兵が勝てる訳がない。
「っ!突撃来ます!」
「撃ち尽くすつもりでぶっ放せ!銃が無いやつは瓦礫でも何でもいいぶん投げろ!」
陸軍兵が射撃しながら突撃してくる。
「前に居るやつは下がれ!敵の波に飲まれるぞ!」
そういったはいいが、下がってこれた水兵は一人もいなかった。
「班長!弾切れです!他の奴らもすぐに尽きます!」
「艦内からの補給はどうした!?」
艦内にはまだ銃弾が残っているはずだった。
既に補給に走らせている兵士がいるはずだ。
「俺行ってきます!」
「もし甲板の奴らに文句言われたら怒鳴り返してこい!!」
甲板からの援護射撃をしている奴らもいる。
だが殆どその効力は無い。
大型艦の奴らは備え付けの重魔導銃が山ほどあるが、小型艦には無い。
魔導砲は付いてるが俯角が足りない。
「弾持ってきました!」
「でかした!弾切れのやつ持ってけ!撃ってるやつの分もな!」
弾切れを起こした兵士たちが、弾倉を持っていく。
射撃の再開によって途切れた突撃の隊列。
その隊列の奥に目につく緑色が見えた。
「全員伏せろ!!!!!」
その直後、閃光と途方もない数の風切り音と共に敵兵が倒れていく。
「一体全体何が起こってるんです!?」
「俺が知るか!!」
そんな会話をしている間にも、共和国の兵士がバタバタと倒れていく。
まるで魔法だ。
目の前にある魔導銃なぞ軽く超越する大魔法だ。
そんな中、何人かの灰色のを男たちが近づいてくる。
「我々は日本国陸上自衛隊です。重傷者は居られますか」
「日本……国……?来るって言っていた援軍はあんたらなのか!?」
「どのような経路で伝わっているのかはわかりませんが、おそらくそうだと思います」
「あんたら一体どっから来た!海上には船の一隻も無かったんだぞ!」
いくら何でも船舶1隻を見逃すなどありえない。
遮蔽物があるならまだしも海上だ。
「あぁ、空挺の概念がないのか。空から降りてきました。
さっき空に白い布が飛んでませんでした?あれ全て我々の友軍ですよ。まあそんなことはどうでもいいんです。重傷者は?」
「っあぁ、重傷者は右の小型艦に収容してる。ただ全員死にかけだ、助かるとは思えん」
「了解です。大須!仲谷!艦内で重傷者救護!他は軍港内部を掃討する!」
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重傷者が収容されているという小型艦内は血の臭いが充満していた。
奥からは悲痛な叫び声が聞こえてくる。
そんな地獄のような廊下を駆ける。
「なんだ!また重傷者か!?もう無理だぞ!」
「日本から派遣されてきた医者です!どのような状況ですか!?」
「どんなも何もあるか!地獄だよ地獄!」
もしここが実践でなければ、衛生科の人間のいい訓練になっただろう。
第一線救護でよく見る負傷が選り取りみどりと言ったところだ。
「あんたらは向こうの奴らを対応してくれ!比較的最近来た奴らだ!」
「分かりました!仲谷!トリアージするぞ!ヤバい奴が居たら呼べ!」
「了解!」
指示を出し、自らもトリアージを開始する。
「大須さん!このレッド気胸起こしてます!」
「ドレナージやれ!放置されてたんだったらすぐ死ぬぞ!」
目の前のレッドに
右足のふくらはぎからの静脈性出血である。
患者が叫ぶ。
「やめてくれ!足は切らないでくれ!頼む!」
「一時的な止血だ!死にたくなきゃ黙ってろ!」
どうやらターニケットが悪魔であるのはこの世界でも変わらないらしい。
確かに、適切に運用されなければ止血箇所より先が壊死し切断することになる。
傷口に鉗子を突っ込み、残留弾薬を引き摺りだし、血管を縫合する。
もちろん麻酔なんて高級品存在しない。
「胸腔ドレーン終わりました!もう一人のレッド対処します!」
そんな仲谷の声と悲鳴を無視する。
「……縫合完了。ほら、止血帯外してやるからもう喚くな」
これでレッドの患者3名の対処が開始もしくは終了した。
イエローは仲谷だけで全て診れるだろう。
「おい!こっちは致命傷の処置は終わったぞ!そっちはどうだ!」
「はぁ!?まだ1時間も経っちゃいないぞ!ヤブじゃねえだろうな!」
「そっちはどうだって聞いてんだよ!!!」
大声で怒鳴る。
いくら衛生科でも中身は自衛官である。
このくらいに怒声造作ない。
「こっちの奴ら診てやってくれ!死にかけの奴の対処が追いついてない!」
そんな彼の手元を見てみれば、今にも足を切り落とそうとしていた。
「おい!!!それ診せろ!!!」
「こいつはもう無理だ!止血帯で止血して落とすしかない!」
「退け!」
そう言って医者を退かす。
容態はふくらはぎへの銃創とそれによる血管損傷であった。
銃弾は貫通している。
そこがさっきと違う。
「縫合するから押さえてろ!死にたくなきゃ喚くなよ!」
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24年 9/17 12:00:内閣府:大会議室
第一空挺団による市街地の制圧は完了した。
正確な数字ではないが、死者3000名以上。
ここまで被害が拡大したのは、追い込まれた共和国兵による無差別殺傷及び暴行によるものだ。
負傷者に至っては軍民合わせて数万を数える。
そして、その中には陸上自衛隊第一空挺団の隊員も含まれていた。
自爆攻撃だった。
隊員が結束バンドによって拘束しようとした時、魔導兵が魔導攻撃で自爆した。
一人の隊員は即死。
付近にいた5名の隊員も負傷ないしPTSDを発症している。
だが、問題はそれだけでは済んでいない。
「自衛隊からの報告では、心的外傷後ストレス障害による退職が多く発生しています。
特にヴァクマー共和国より撤収してきた第十五即応機動連隊の隊員が多くを占めています」
「そうか……自衛隊内部での精神ケア体制の構築が急務だな……。国森くん、頼んだ。
情勢が不透明な現状、陸上自衛隊の必要以上の戦力低下は避けたい。
……殉職者の家族への保証、国葬実施の調整も頼む」
「了解いたしました」
既に、危機は脱したとして危機管理センターに篭もる日々は終わりを告げていた。
その平和は、彼らの身命を賭した貢献によるものである。
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24年 9/17 12:00:外務省:ペーチ
目の前の扉が開く。
いや、開くというよりも消滅させたのほうが正しいか。
やはり破壊と言うものは手っ取り早い。
外交もそうである。
一つの出来事が世界を火の海にすることだってある。
まるで自らが帝王かのように、陸自の突入部隊を先行させる。
「やめろ!やめてくれ!」
「お久しぶりですねぇ、
上が
目の前にのいるのは、旧ヴァクマー共和国の対日外交官であるアコスである。
あのときの傲慢さはすっかり怯えへと姿を変えている。
こころなしか痩せたようだ。
「ふざけるな!俺は!俺は貴族だぞ!」
「貴族?知りませんね。我が国に貴族などという概念存在しない。
あと言っておきますが、あなた我々に逆らえる立場なんですか?今ここにいる隊員に命じれば1秒であなたの頭消し飛びますけど」
消し飛びはしない。
せいぜい小銃で消し飛ばせるんのは生命ぐらいであるし、そもそも非戦闘員の処刑は国際法違反である。
既にそんなもの消滅しているが。
「そもそも、歴史など勝者が作るものだ。連れて行ってください。目障りです」
こうして、外務省の私怨による捕縛作戦は幕を閉じたのだった。
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24年 9/14 15:00:エルファスター連合帝国:レンドロ
時は少し戻り、赤坂率いるエルファスター連合帝国派遣団はエルファスター連合帝国の軍事演習を見学していた。
朝8:00頃に出発し、首都レンドロを一通り見て回ってからの見学である。
さて、軍事演習についてだが、一言で表せば、すごい以外が出てこない。
そりゃそうだ。
いくら報告で聞いていたとはいえ、目の前で実際に魔法攻撃を行うところを見たことはない。
「こりゃすごいっすね……まじでファンタジーだ」
「そうでしょう!素晴らしいでしょう我が王立陸軍は!」
「ですねぇ。兵器もうちの国に持ち込んだらとんでもない値が付きますよ」
「そうでしょう!そうでしょう!」
マークがとてつもなく食いついてくる。
どうやら技術的優位があるとでも勘違いしているのか?
「歩兵装備に関しちゃすごいですよ、リーメットフォード小銃とそっくりですね。
本国に持っていったら骨董品扱いでガンマニアが湧いて出てきますよ」
「………へ?」
マークはまさに、空いた口が塞がらないといったところか。
まあ無理もない。
自国の兵器の上位互換があり、もともと対処していた兵器よりも格下の兵器で対処可能だといい、おまけに主力小銃は骨董品扱いである。
どこぞの大陸国家なら憤死しているのではないか
「骨董品って……我軍主力小銃ですよ?最新技術も最新……」
「内部構造は現物と大きく異なるとは思いますが……概ね100年前の代物が見れるとは驚きですよ。
射撃速度は毎分20発といったところですか。
現物ならフルサイズの弾薬ですし有効射程は700mと…」
「何で軍事機密を知っているんですか!!」
「知っているも何も……本国なら5分調べれば出てくる内容ですよ」
マークの空いた口が塞がらない。
塞がらないどころかもはや顎が外れそうである。
そんな驚愕を横目に、使節団は英帝国製兵器を語るのであった。
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