率直に、読むに値する作品。幸せの尊厳をもう一度考えてみよう

平易な表現を用いながら、非常に重厚で繊細。
読みやすい作品というのは、それだけでも価値が高い。

作中では、常に不安感の漂う不穏さが付きまとう。
その中で、二重三重に構成された伏線と謎が展開されます。

幸せになることの境界線について
作中では暗に読者に問いかけてきます
そしてその答えは、やはり簡単ではありません

物語の結末を向かえるとき
読者の心には何が浮かび上がるのか
是非真剣に向き合ってほしいと願います

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