“お掃除”が世界を救う、静かな最強譚

誰からも地味だと思われていた「お掃除魔法」が、実は世界の闇を根こそぎ浄化する力だった――この発想がまず面白い。
派手な攻撃も勇ましい戦闘もないのに、彼女の一振りが世界の在り方を変えてしまう。
そのギャップが心地よく、読んでいて自然と応援したくなる主人公像が魅力。
無自覚に最強扱いされていく展開はコミカルで、同時に“役に立てることの嬉しさ”が丁寧に描かれていて温かい。
派手さよりも、静かな力が世界を支える物語が好きな人には刺さるはず。
作者の初作品らしい素直な筆致が、主人公の健気さとよく噛み合った一篇。

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