夢日記__20221101

 気がつけば兵庫の実家であった。

 時は夕方。自分は高校生くらいで、犬を散歩に連れ出し、更地の分譲地の区画を歩いていた。

 カーセックスをした連中が残していった使用済みコンドームを犬が食べないように注意しながら歩を進めると、ワゴンから降りてきた中年夫婦が古いテレビを分譲地に不法投棄している所に出くわす。

 中年夫婦はこちらに気づくなりキレだし、「やらしいことしてるんとちゃうんか!」等と意味不明の因縁をつけてきて、ワゴンには更に家電と思われる物が見えている。

 猿のように喚く中年夫婦のうち男の方が掴みかかってきたので振り払う。「お前みたいなガキが」とかよくわからん事を言いながら激昂していた。

 ゴミを不法投棄しに来たような奴が何を言ってるんだ、と思いつつポケットに手を入れるとスパイダルコがあった。

 左手で開閉してレクター博士の様に男の首を一閃。すると男の首はぱっくりと開いて頭部がだらんと上を向く。

 それを見た中年女がなにか喚きながら背を向けて逃げ出したので、背中の中心に思いっきり蹴りを入れた。中年女は分譲地の石壁の段差に正面から激突し、砕けた頭から中身を石壁に擦りつける。

 ガチョウのレバーペーストを思い出しつつ、中年女の死体に近付こうとする犬を引っ張り戻した。

 あたりは静かになり、さてどうしたものかと考えていると暗くなった分譲地の上の方から緑色の光が浮かび上がる。

 光は幾つも湧き上がり、ゆっくりとこちらに近づいてきた。

 それは緑色に光る大きな豚で、自分の側までやってくると中年夫婦の死体に群がった。

 肉を食べているらしい咀嚼音と骨が砕かれているらしい派手な音が響き、とりあえずこれでなんとかなるだろうと安堵する。

 いつのまにか隣には青い髪の少女が立っていて、片言の日本語で話しかけてくる。

 随分と小さな子だなぁ、と思いつつ耳を傾ける。

 インドでは物乞いの少年に言葉がわからないと言ってしまって、悲しい顔をさせてしまった。

 そんなことを思い出しながら言葉を紡ぐ小さな少女を見つめ、頷く。

 少女は話の最後に「ああ、豚に感謝」と言い、再結成したSOFTBALLETを思い出す。そういえば遠藤遼一は何処へ行ったんだろう。

 中年夫婦の姿は消え、ワゴンだけが残り、豚達も分譲地の上層へと戻っていった。

 静かな暗い分譲地に残った少女を連れて家に帰り、母に紹介する。

 弟達の姿が見えない。何処へ行ったのだろう。

 テレビでは平沢進が戸川純に向かって交通事故現場で見た人の内臓が桜色で綺麗だったという話をしており、ああ、これは確かニコ動で見たな、と思うなど。

 少女とアニメの話をしつつ、家はどのへん?と質問してみる。

 インドネシア語で何か早口に言っていたが当然わからない。

 いつの間にかテレビではらんま1/2が流れていて、少女がテレビにかじりつく。

 母に「この子家何処かわからんわ」と言うと、暫くうちで面倒をみるしかないと言われる。

 食卓には大皿に餃子。父も弟達もおらず、三人で飯を食べた。

 少女がハーピーと連呼するので、その話は後でと釘を刺す。

 スパイダルコを持っている事は母には話していなかった気がする。

 大ぶりのグルカナイフを買ったKが親に見つかって捨てられてしまった話を思い出す。

 夜、自分の部屋の床に布団を敷いて少女を寝かせる。部屋が狭く感じられる。

 いつかインドネシアに行かねばならんのか、と思いながらベッドに入ると窓に緑色に光る子供の顔が見えた。

 泣いている。あの中年夫婦の子供だろうか?

 少女が「ウルサイ」と言ったのでカーテンを閉める。

 そういえば、明日は朝こよがあるな、と思いながらベッドに戻った。

 水星の魔女話を思い出しながら少女と話していたら、


 目が覚めた。

 朝6時。

 久しぶりに夢を仔細に覚えていたな。

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夢日記 羽津 玲人 @reito-hazu

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