ゴミ捨て場には新たなゴミが増えたようです
路地裏のゴミ捨て場に、少女は押し倒され、仰向けになった。
女性がタバコを吸いながら、その煙を少女の顔に吹きかけた。
「あんたさぁ、最近ちょこちょこ来てるみたいだけど。目障りだから消えてくんない?」
少女は何も答えなかった。
女性はふん、と言って、男たちに目で合図した。
「痛い目に遭えば少しはわかるかもね。あとは好きにして」
2人の男が前に出てくると、ニヤニヤしながら少女のワイシャツをむりやり開いた。ボタンが2個、はじけとんだ。目の前に豊満な胸とブラジャーが姿を現した。パンティはすでにスカートがめくれて見えている。男が全身を舐め回すように見ると、ニヤリとした。
「悪気はねえんだけどさ、姉さんの頼みだから仕方ねえよな」
男が顔を近づけても少女はぴくりともしなかった。
それから男が少女の頬を殴った。1発、2発とそれは続き、それに従うように少女の顔が右、左と飛ばされた。
そして頬を思いっきり掴んだ。少女の口が無理やり開けられた。それからもう一発殴ろうと手を振りかざしたとき、少女の腕がさっと動いた。
男は最初、速すぎて何が起きたのか理解できなかった。見てみると、少女の左手が男の手首をつかんでいたのだ。男が力を入れるが、腕はびくともしない。今度は離そうとしても少女の手ががっちりとつかまれ動かなかった。
少女は遠くを見つめながら、何やらつぶやいた。
「回収できるならいいかと思ったが、体が傷つけられるのは困る」
男は相変わらず腕をつかまれたままだった。
「何を訳わからねえことを……」
「……ォラャいれ※@あィ△——」
兄貴、と言いながらもう一人の男が少女の腕を蹴飛ばしたが、まるで鉄パイプを蹴ったように蹴った足の方に凄まじい衝撃が走った。
痛って、ともがいていると少女が口を開いた。
「ラジャ。エラジケイトします」
少女はつかんでいた腕をぐい、と引き込むと男の体が一気に少女の方へ引き寄せられた。うわっ、と言いかけた時、そのまま少女の右手が男の首に、がしっとはまりこみ、5秒としないうちに男の首が握りつぶされた。
ぼきっ、ぐちゃ、と変な音がした。男は目を丸くし、泡を拭きながらどさっと倒れた。
「兄貴! だいじょうぶかよ」
背中を見せたもう一人の男の後ろから、少女は同様に首を掴み、そのまま宙に持ち上げた。軽々しく男の体が浮かび上がった。
「た、助けてくれ、頼む……」
そのまま男の首もグシャ、っと言う音とともに変な方向へ曲がり、どさっと死体がゴミの山に重なった。
その様子を呆然と見ていた女は持っていたタバコが思わずてから落ちた。手が震えていた。生まれてはじめて経験する、殺される、という恐怖だった。
「お願い……助けて——」
「ぁた※Ågあた……」
数秒後、「ラジャ、エラジケイトで」というと、ずんずん女に近寄り、逃げようとする腕を掴み自分に引き寄せた。
「お願い、なんでもするから……」
最後まで喋る前に少女の腕が首にはまり、ぐしゃっと言う音と共に90度に曲がり、そのままゴミの山に投げ捨てられた。
少女は休む間もなく、辺りに落ちていた袋を入手し、3体の死体を入れ、ゴミの袋の下の方に隠した。
「
少女の頭に通信が入った。
「
「ラジャ」というと、少女はいつも入る公園のトイレに向かった。しかしその日は近くでイベントがあったらしく、女子トイレに行列ができていた。仕方なく少女は人通りの少ない路地裏に入り込んで辺りを見回して、誰もいないことを確認してから座り込んだ。
大きく股を開くと、白のパンティがあらわになった。そのままパンティを脱ぐ。陰部を見つめ、へそのあたりを押した。すると、まるでストーブに薪を入れる蓋のように淫部がぱかっと開いた。中には細長いビニルのような袋が3つ入っており、少女はそれを取り出した。中には白い液体が入っていた。
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