うたいたい

夢見 雨音 (ゆめみ あまね)

第1話     なんだかな って

ややこしいことは   ややこしい

おもしろいことは   ちょっと わからないこともあるけど おもしろいよね

みんなとおなじ    これでいいのよねって安心するけど 本当は「そうなの?」

           なんて 思ってたりして

ひとりはいやだ    さみしいもんね。でも、どこへでも誰かといる毎日 ちょっ

           とね

あたらしいくつ    うれしいよね はいて歩きたいよね でも きれいだった

           くつのそこ よごれるよね

ねこ         やわらかくて 目がまんまる そとでみたら 目がたてだよ


炭酸飲料       のむとき さわやかなのに しぶい音で「うっぷ」とか

           いわせてくれる 飲み物

ライ麦パン      カタカナと漢字のコラボt的な まぁ パンだしね 


雨のおおきめの音とシャワーの音  なんだか せつなくない?朝と昼間ならいいの   

夜とか暗いとき その音  不安になる。ならない? 


バスタブにはいるとき 「キユッ」とか「ずずっ」とか音がしたら 自分が なすび になったんじゃ?とか 思ったりしない?


あのね、ぼっちだから  さみしくないんだろって マジで思ってないよね?


いつも予定がいっぱい まわりにいつも誰かいる だから さみしくないって 思ってないよね?


かたちが 違うだけ。 みんなさみしいんだよ 


秋と冬は、春のことを うらやましいときっと 思ってると思うなぁ


春を待つ 春になれば  春めいて  とか 言葉からして はなやか


たまごトースト   そのまま 食べないで フォークとナイフで食べるとたまご 

          のあるところと ないところ  でてこない?


カフェとレトロな喫茶   おじさん おばさん率たかいのどっち


地下鉄に乗るとき   右足?それとも左足?  子供のころ 「ぴょん」って

           両足で乗ってた


お父さんって呼ぶ?お母さんって呼ぶ?    心の中ではいまでも「パパ」

                      「ママ」とか 「おとうたん」

                      「おかあたん」って呼んじゃって

                      る


このふるい本を捨てられないのは       読んだ時の自分のこころの傾きやき    

                      しみすら なんだか懐かしく

                      いとおしく  それは 自分の心の

                      記録だから


氷をかんだら「ひゅー」ってなっちゃうよね   「いたい」って? え?


変わってるね と 人はいう         それはそう

                      一緒だったら いやなくせに


「わたし〇〇〇な人なのよね~」       え? あなた もしかして 聞いて

                     いるわれわれのこと 人じゃないと

                     思ってるってことですか?





                      

                     

       











「自分は」って自分のことをいう人がいる  女の子で「ぼく」っていう人がいる


~だから 「わたし」~だから「ぼく」~だから「おれ」~だから「あたし」


よくない?  世界にいったい何種類の人がいると思ってる?


「子供のくせに」「ちっちゃいくせに」「おとなのくせに」「おかあさんのくせに」


「おとうさんのくせに」「お兄ちゃんのくせに」「おとうとのくせに」


「いもうとのくせに」「おじいちゃんのくせに」「おばあちゃんのくせに」


「おじちゃんのくせに」「おばちゃんのくせに」・・・・


「おとこのくせに」「おんなのくせに」


こころ、重くならない? なんでもない?平気?


「まだ~なのに」「もう~なのに」 って  どっちなのよっていう


あぁ  また  ブツブツ いってるよと
















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