私にはあなたのカタチをした傷跡がある。


形に残っていないけれど、それでも抱えていたいものという題材が大好きなのでとてもすてきでした。

何気ない、言ってしまったひとことを取り戻したくてずっと渚さんのことを考える「私」は確かにひとりずもうだったな、と思います。
でもきっとこのひとりずもうがなければ第二校舎を取り壊される前に見に行けなかったんだろうなと思います。

喪失、すなわち傷跡ごと渚さんを大事に抱えて生きていって欲しいです