北欧神話っていう時点でハズレなし!
- ★★★ Excellent!!!
ベースになっている世界観が北欧神話という本作品。
それだけでどう料理してもハズレがないですよね。
北欧神話嫌いなファンタジーファンなんていないと言ってもいいくらいですし。
また、神話の設定がそのまま生きているため、知っている人は先の展開や怪しいキャラなどの見当がつくので、結構ニヤニヤできます。
勿論、そこにオリジナルの要素を入れていくことになるので、その部分で作者の創造性が問われていくことになるのですが、こちらの要素についても及第点を記録できています。
特に、後半の章は北欧神話のビッグイベント「神々の黄昏(ラグナロク)」が描かれているため、その神話の血筋らしい中々に血生臭い展開が待ち受けているのも良いですね。
前半の若干眠くて生易しい展開にグーパンして叩き起こしてくれるような感じのパワーを感じます。
北欧神話が好きという人や、知らないけど興味があるという人は、一度読んでみるとよいでしょう。