物書きが筆を取る理由

まさに、執筆を行う人全員に共通すると言っても過言ではない内容があちこちに散りばめられていました。
自身の実体験を元に空想を広げることも、暗い話をあえて小説として書き起こすことも、自分が執筆する意味に悩むことも、賞が取りたいと願うことも、全てに共感しました。
特に、自分のつまらない人生を埋めるために小説を書くという点には、まるで私のことを言い当てられた気がしてドキッとしました。私も自分の人生がつまらなくて、他の人が持つような才能もない。だから、執筆を通して自分の価値を高めようとする。けれど、受賞ができなければ見てもらうことも少ないから虚しく思う。それでも描き続けたいと思うのは、半分でもあったように、人間の欲があるからなのでしょう。
神様の声には、主人公だけでなく、この小説を読んだ人にも届いたことでしょう。
心に響く素敵な物語をありがとうございました。