第5話 Twittorでの投稿②
赤城ゆうや@監禁中助けて
「ねずみ食べて起きたら身体が熱い。しっかり加熱したのに……」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「白湯を飲んでたら、熱は下がったみたい。助かった。水も鍋で沸騰させれば大丈夫なことがわかった」
※鍋の画像
赤城ゆうや@監禁中助けて
「やっと落ち着いてきたのでテレビつけたけど、何も映らない。そもそも、これブラウン管のテレビデオじゃん。地デジ、映るわけない」
※テレビの画像。モニターの下にVHSビデオプレイヤーがある
赤城ゆうや@監禁中助けて
「駄目だ。もう腹が減ってきた。食べ物くれ。ここから出してくれ」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「アバクローっていう迷惑系YouTuberが俺の家からライブ配信はじめた! 誰か止めてくれ! 俺は警察に通報する!」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「俺の部屋に入るなよ! 俺の部屋を映すな! 糞が! 訴えてやるからな!! 覚悟しろよ!! ウチの親は凄腕の弁護士抱えているんだから!! ふざけやがって。社会的に抹殺してやる」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「ビビッてライブ配信やめやがった。しょうもないな。アバクローってやつも。これなら最初からやるなよな」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「アバクローの配信で家の様子見たら、より一層家が恋しくなった。早く家に戻りたい」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「和ダンスはなんか怖くて中を開けていません。食べ物入っているかな?」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「まだ自演といってる奴いるけど、さすがに知能低くないか? こんな状況を自演でつくるわけないだろ。誰かが俺を攫って監禁したんだよ。早くたすけて。警察なにしてるの。税金泥棒の無能が」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「郵便受けから虫が入ってきた! でっかいGが! 頼む! 誰か退治して! 俺、無理なんだよ! いつも親にやっつけてもらってた! お願いします! 誰か!」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「まだGいる! 助けて!」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「そろそろ腹を括るしかない。俺がGをやるよ。倒し方を教えてくれたみんな、ありがとう」
※鍋で湯を沸かしている画像
赤城ゆうや@監禁中助けて
「Gの討伐には成功したけど、俺も熱湯で負傷した。足、ずっと冷やしている」
※赤くなった足の画像
赤城ゆうや@監禁中助けて
「ヤバイ。水ぶくれになったわ。薬塗らないとまずいよな……。どうしよう」
赤城ゆうや@監禁中助けて
「やけどの跡が痒い。発狂しそうだ。はやく俺を解放してくれ。もうとっくに限界だ。俺を出してくれ」
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