これぞ、騎士道。これぞ、漢の道。

婚約破棄という、昨今飽和していたテーマにこの作品は一石を投じた。

英雄を慕う底辺騎士達が、英雄の娘の名誉を決闘裁判で護ろうと立ち上がる。

そんなの面白くないわけがない。男の子も女の子も大好きな展開だ。私は大好物だ。

正義と高潔の象徴たる騎士が、何を己の騎士道として“死ぬ”のか。非常に期待させてくれる。

令嬢ものや婚約破棄ものが苦手な私だが、この作品だけは素晴らしいと言わざるを得ない。

一度読んでみて欲しい。ロマンが好きな人なら絶対にハマるだろうから。

まったく、これだから小説探しは止められない。