202412081239.新規録音5

 どうも、今日は少し長くなるかもですが、何卒最後まで聞いて貰えたら幸いです。

 早速、本題に入ります。あれは、僕が中学3年生の頃の夏休みの時でした。僕たちは、高校入試が冬に控えてたので、最後の思い出作りとして、夏休み最終日の3日前程に、遠くの方の、少し有名な心霊スポットで肝試しをすることにしました。

 その有名な心霊スポットは〇〇(特定を防ぐための自主規制)県の〇〇町にある、〇〇〇〇という場所で、そこは石でできた鳥居のようなものを潜り、少し森の中を歩いて行くと、下へ続く階段があり、そこには地下牢があるという噂がありました。

 僕たちは、女子3:男子3で行くことを計画していました。その中には、まだ2年生の少女Y(話を聞いた当時は本名を本人が発していたが、個人情報のため、ここでは慎む)と、少年Aも行くことになりました。というのも、内の学校では、1、2、3年生全員が良く、今の高校に入るまで「上下関係」で悩む人はいなかったと確信して言えます。

 話は戻って、当時の後輩2人と僕たち4人で行く事になったんですが、僕以外の3年生3人が全員当日「いけれない」と連絡してきました。

 この時は流石に僕も不審には感じました。3人全員、しかも同時刻に連絡をしてきたからです。僕は、3人を心配する裏で、3人が自分を避けているのでは無いかという不安が心の奥のどこかにありました。

 僕は、そういう事がどうしても気になる性格なので、友達3人の家に一軒ずつ訪ねることにしました。今思うと、自分自身こういうとこから人に嫌われると実感しました。

 すみません、何度も話を逸らしてしまって。話の路線を戻します。

 3人の家へ訪ねてみると、3軒とも親が出てきて、全員が「〇〇は部屋に籠って出てこないの。」と僕に告げて、早速さと家の中へ入って行きました。

 そこで僕が不気味と感じたのは、全員一語一句同じセリフだと言うことでした。

 流石に何かがあると僕は感じましたが、あまり深掘りするとどうなるか分からないので、その時はそっとしておくことにしました。

 結局、僕と後輩のYとAで〇〇〇〇に行く事になったのですが、僕はあの3人の事が頭の中から離れず、恐怖を忘れていました。

 無論〇〇〇〇へは自転車で行きました。

 僕が住んでた町から〇〇〇〇へは、自転車で大体30分ぐらいなのですが、その日は19時に家を出ました。絶賛夏の真っ最中なので、暗くなるのが遅かった為、やむを得ずそうする事にしました。

 勿論親は、「こんな時間に出て大丈夫なの?」と僕に聞きました。だから、

 「友達と夕食行ってくる。」

 と、軽く理由を付けて家を出ました。

 そして…と言いたいところなんですけど、ここから先、言えないです。どうしても言うのを自分の心が拒んでしまいます。

 いや、はなからこの事は話してはいけないのかもしれません。

 本当にギリギリまで話しといて急にすみません。この事を話したら僕がどうなるか分からないので、という訳で、ここで僕の話は終わりです。ありがとうございました。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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