最可愛女子💗たちが感想書いちゃうぞ⭐️企画・アイドル楽屋裏トーク
鳥尾巻
第一回楽屋裏トーク
ここは最可愛女子たちがくつろぐ楽屋。集まった作品についてお喋りしているようです。少し覗いてみましょう。座談会形式でお送りします。
とりちゃん:みんなおっつー。ようちゃんの感想企画大盛況だねえ。
(みんな口々にあいさつ)
とりちゃん:本番で感想言う前にちょっとだけ語っちゃおうか☆
(賛同の声)
とりちゃん:大田康湖様の「あの煙突と富士山をもう一度」、良かったですねえ。大田さんの作品は安心感があります。堅実というか、話がすっと入ってくる。うまいなあと思います。ようちゃんはどう思った?
ようちゃん:とりちゃんと同意見ですね。上手であるのは言うまでもないんだけど、一応主役格はいるんだけどドラマ自体が主役という「無主格」的な進行をしているのが作品的に面白いなと。ドローンはナイスアイデアでした。まめちゃんはいかがでしょうか。
まめちゃん:感想を書かせて頂くのが嬉しい、という作品でした。ゆずを渡されるのがいいなあ、と。もちろんほかにもたくさんいい! があるのですが。
たまちゃん:ゆずを渡されるシーン、私も好きでした!
まめちゃん:やった、たまちゃんといっしょ!
とりちゃん:何気ない感じを自然に書けるの素敵だよね~。
ようちゃん:欲張らずに、必要なものを必要なだけ書いているというのはベテランさすら感じますよ。
まめちゃん:地味さがいい俳優さん、女優さんでドラマ化してほしい、そんな雰囲気があります。
たまちゃん:確かに。銭湯という舞台設定も絶妙ですよね~。
ようちゃん:深夜ラジオドラマなんていうのも味があるかも。
まめちゃん:深夜ラジオドラマもいいですねえ。
とりちゃん:幼なじみの関係性も良い。二人の会話を肉声で聞いてみたい。過去と現在の対比からドローンを使って未来へつなげるところがお見事です。
(うんうんと頷くメンバー)
とりちゃん :では次は、紙の妖精さん(様をつけるとややこしいので敬称略)「深海と深森の愛」です。美しく繊細なお話ですね~。たまちゃん推し来てましたが、どうですか?
たまちゃん:まさか推して頂けるとは……! とまずそこにびっくり感動でした(´ω`*) 菫と嶺零、それぞれの心象風景が少し違って、それがタイトルにつながっているのも素敵でしたね。引き込まれるように読ませて頂きましたv私タイトルつけるのにすごく悩む方なので、こうバチっとはまっているタイトルにあこがれちゃうんですよね……!
とりちゃん:タイトルも美しい。おかしなタイトルばかりつけてしまうわたしも憧れる……。
まめちゃん:タイトル!美しい詩を読んでいるみたいで、逆に感想……難しい……と思っていたので、こちらでご意見うかがえてよかったです!
とりちゃん:女の子同士のお話はまめちゃんとようちゃんも書いていたけど、お二人はどういう感想かなって気になってます。(*´艸`*)
ようちゃん:外形の話になるんだけど、洋書を翻訳したような、あるいはショート動画で自動翻訳されたような、どこか不思議な文体が非常に好きです。だから、どこか御伽噺的な世界感に浸れる清らかさを感じました。
たまちゃん:御伽噺的……確かに仰る通り(´ω`*)
とりちゃん:ああ、御伽噺、納得です。セリフが圧倒的に少ないのが印象的でした。
まめちゃん:きれいな球体の水槽の中を泳ぐ女の子二人を眺めているみたいな感じです。ご本人の筆名も作品のようで。本ですと、洋書ですね。
ようちゃん:心理描写を内面からの発露ではなく、地の文の語りで外堀を埋めていくスタイルが魅力的ですね。
とりちゃん:わたしのイメージはガラスドームに入ったビスクドール。文章を読んでいると絵が先に浮かびます。
まめちゃん:ようちゃんも言われた洋書。タイトルまで絵のような、童話イメージです。とりちゃんのビスクドールも素敵ですね。
ようちゃん:海外の絵本にも感じますね。
とりちゃん:推してくれたらイラスト描きたかった! 笑。可愛い女の子描きたーい。
たまちゃん:登場人物の名前も綺麗ですよねぇ。
とりちゃん :まさに妖精さんの書いたお話のようです。
(きゃっきゃ♪)
とりちゃん:さて、お次は@zawa-ryu様の「NO MUSIC NO LIFE」ですね。爽快な青春物語!
ようちゃん:100人読んだらほぼ100人が楽しめる小説という稀有な作品だと思いました。ザワさんに邪念がないがゆえの素晴らしさだと思います。
とりちゃん:うんうん。ようちゃんはファンサで既に感想を述べていると思うので、まめちゃんに聞いてみようかな。
まめちゃん:邪念なし。なるほど。文字で音が聞こえてきました。熱さが熱すぎなくて、心地よい。青春! です。ピック投げが!
ようちゃん:わたしは音楽無知だけど、ライブ感はありましたね。たまちゃんのそのあたりの感想はいかに?
たまちゃん:いや~、音楽好きなのですごくすごく刺さりました……! 特にライブハウスの熱気がビシビシ伝わってきて。実は小さいハコはあまり行ったことがないんですが「あぁ絶対こんな空気感だろうなぁ……!」と読みながらワクワクしちゃいました(´ω`*) 自分もバンドものを書くので、こういう書き方もいいなぁととっても勉強になりましたv
とりちゃん:わたしは小さいハコ好きなので、あの熱狂と興奮を直に味わっているような気持ちになりました。
ようちゃん:文字で音を伝えるというのは凄いですね。
とりちゃん:最可愛女子アイドルライブも書いていただけないかなあ。どんな感じになるだろう。
たまちゃん:熱気すごそう(`・ω・´)
ようちゃん:ようちゃん、ステージから飛び降りる役( ;∀;)
まめちゃん:最前列にしぇもんごさんがいてくださりそう……。
とりちゃん:興奮で鼻血を出すオーディエンス続出! 伝説の血みどろライブ!
たまちゃん:観客の上を歩いたりしてwww
とりちゃん:水の上を歩くキリストのように……。水はワインではなく血の海に変えて……。
(うそです、ごめんなさい)
とりちゃん:さて、おふざけはこの辺にして、次は福山典雅様の「千の詫び」ですね~。 切なく揺れる女心を書かせたら天下一品なのではないでしょうか。福山様もしかして女性ですか? と言いたくなりました。
まめちゃん:しかも儚げ乙女。すごいですよね。
とりちゃん:あ、作者様の性別は作品には関係ないとは思うけど、いつも「どっちだろう」と思ってしまいます。
まめちゃん:あるまん様の「お兄ちゃん」で男性と信じていましたが、お父様を亡くされた娘さんとか。女性の心理の描写力がすさまじい方だと思います。あ、本作ではないのですが。すみません。
とりちゃん:わたしも読みました。この作品は今の時代とは違う価値観だったとは思いますが、いつの時代も女心は複雑なものです。それを描き切る手腕が素晴らしいですね。たまちゃんはどうかな~?
たまちゃん:すごく俗な言い方をすると、むっちゃツボでした。。。 田所さんいい人じゃないの……と思わせてからの、良介さん! ちょっと、こりゃあ好きになっちゃうよね! という…… 感情をずっと揺さぶられ続けた一作ですね。ごちそうさまでした。
ようちゃん:わたしはですね。色々と感想があるんですけども、まず序盤から前半くらいの「大正昭和初期的な文学的いいまわし」とかラストの「加速度的に文章が走っていく」ところは秀逸だなと思いました。いい雰囲気を作っているなと。主人公の女の心の変遷も丁寧ですし、優秀作品であることは疑いないと思います。ただ、あえてあえての個人的に言わせていただければ、三人称で読んでみたかったです。突き放した感じの視点から「千尋さん」を見てみたいなあと思った次第です。
とりちゃん: はーい、ありがとうございます。まめちゃんは他にありますか?
まめちゃん:ありがとうございます。あえて、あえての。ですね。
ようちゃん:大正の世界観に浸りつつ、ちょっと客観的に書かれた千尋さんを読んでみたいなと。これって変態オーダーですかね?w
とりちゃん:福山様なら出来そうな気がする。
まめちゃん:いや、正統派オーダーです。とにもかくにも、焼き増し。あれは、ずるい。そう思いました(もちろん褒めことばです)
たまちゃん:変態オーダーww
とりちゃん:メロ男きたーと思いました。笑
ようちゃん:まめちゃんやたまちゃんからみた「文学性」という点について聞いてみたかったんですよね。
とりちゃん:文学部出身のお二人の意見聞いてみたい。
たまちゃん:時代時代で求められるものや感情の発露の仕方は異なるものだと思うんですよね。「女性はこうあるべき」とかなんとか。でもそれらがあったとしても、根源にあるひとがひとに恋をするということは変わることなどないんだろうなということを、本作はすごく教えてくれたように思います。まめちゃんはいかがでしょうか 。
まめちゃん:やっぱり当時を想像できる人間からすると、いいとこ取りになっていないところがいいです。樋口一葉ほどは辛くないけれど、確かに限定された、抑圧されたところは当然ありますからね。
ようちゃん:わたしが文学的なガチ目線で読んでいたからなのか、「女の汚さ」とか「女のずるさ」みたいなものがあったら最高だなと感じたんですよねw
たまちゃん:あぁー、成る程ww そういう意味では私、結構ピュアピュアな話が好きなんです。完全好みの世界ですが、キレイキレイな感じ……なので本作むっちゃ好き……(´ω`*)
まめちゃん:確かに、感情の中身を裂いて見てみたいところがありますね。もちろん、作品が素晴らしいからこそなのですが。たまちゃんのむっちゃ……も分かります!焼き増し!
ようちゃん:このあたりは嗜好なのかもしれませんね。わたしはむしろ太宰的な一見ファンタジー的でありながら汚いものを見ている感じのする女性への描写がすきなんですwww
とりちゃん:わかるー。わたしもどちらかといえばようちゃん寄り。
ようちゃん:とりちゃんは「攻める方」の視点だと思いますが、わたしは「汚い目で見られる方」の視点が好き❤
(しばしこらえきれない笑い声がつづく)
今回はここまで。女子たちの楽屋トークはまだまだ続きます。順次追いかけていきますので、皆さまも楽しみにしていてくださいね。
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