義務教育における国語の教科書といえば、光村図書。その全国シェアは6割とも7割とも言われているそう。
つまり、大半の人たちが光村版国語の教科書で学んでいるのです。
そんな国語の教科書に載っている名作の数々。
大人になった皆さんが、子どもの頃に手にした作品もまだまだたくさん残っているのですよ!
子どもの頃には難解だと思えていた あの作品も。大人になって読み返すと、あの頃とは違った景色が見えてきますよ。
今、現役でそれらを学んでいる人達は、ぜひ まわりの大人に聞いてみてください。
「このおはなし、知ってる?」って。そして、音読して聞かせてあげてください。
長年、教科書に載り続けるということは、それが名作である証《あかし》なのでしょう。
カクヨムで物書きを自称する皆さんであれば、ぜひ、書き手視点でその文章の美しさに触れてください。短い言葉でつづられた情景の奥深さに気づいてください。
国語の教科書。
侮れませんよ。
懐かしい光景が、台詞が、いくつもよみがえってきます。
すずめさん、
素晴らしい機会をありがとうございます!
小学生の国語の教科書に掲載されている作品を、短い文章で紐解いていくエッセイです。すでにこれだけで「ほほう」と思う方も多いはず!
当時の学びの記憶はもちろん、今は親となった作者さんの視点で語られる文章の優しいこと。
決して文学的な評価がどうのこうのみたいな難しい話ではなく、作者さんの感じたことや推測が爽やかに描かれている点が気持ちいいです。
国語の本って今思えば、相当クセがすごくないですか?(笑)「悲しい。なんでこんな話、読ませるんだよぉ……」とトラウマになった話なんかもあったはず。だからこそ、今でもそのお話のタイトルを聞くだけでじくりと胸が鈍く痛むお父さん・お母さんにはとてもおすすめ。大袈裟でなく、なんだか昔の自分まで救われるような気持ちになるのです。あの時に感じた悲しみも痛みも、とても大事なものだったと認めてくれたような気がして。
決して物語的にはハッピーエンドでなくとも、さすが教科書に選ばれるだけあるお話たち。シンプルな文章のその裏にあるテーマに目を向けると、違った景色が見えてきます。子供達の毎日の音読(という名の耳の修行)も、違った印象になってくるかもしれませんよ。
今は自分で書いている人にも、まだまだたくさん読んでいる人も。
もういちど教室の小さな机の前に座って、あの物語たちを開いてみませんか?
時代を超えて掲載され続ける「国語の教科書」の名作たち。それらをひとつずつ取り上げ、あらすじとともにその魅力を分析する、とても面白い試みのエッセイです。
世代によって掲載されたお話は違っても、きっと多くの方が「懐かしい」と感じるのではないでしょうか。それに加えて、本作は書き手としての細やかな視点で語り口や文章の特徴などに言及されています。小学生向けに書かれた短い作品でも、そこにひとつの物語としての優れた点を見出していて、なるほどとうなずく内容です。
読み継がれる名作には理由がある。懐かしさの中に発見の楽しさを伝えてくれる素敵なエッセイです。次にどんなお話が登場するか、楽しみに読んでみてください。