ささやかな「欲望」へと手を伸ばした先にあるもの

ヒューマノイドが溢れかえる近未来で。
自我を持ったとされるヒューマノイド・ノヴァが行方をくらまし、世界最大手のヒューマノイド製造企業・REX社の秘密部隊に所属するオルドがそれを追うことになる。
それによって明らかになる、オルド自身の秘密。
ヒューマノイドを排しようとするテロ活動集団ハイマートロスに関わって知る、これまで見えていなかった真実。
愛憎が混ざり合う欲望と執着、そして復讐の行方はオルドに何を残していくのか。

オルドは当事者でありながら傍観者にもなりうる立ち位置にいます。そんな彼が自身の生き方を見つめ、ささやかな「欲望」へと手を伸ばし行動に移していくさまは、人というものの根源を見ているような気持ちにさせられました。

自らの自由を求めるオルド、対して虐げられていたヒューマノイドを救うために義務感に縛られるノヴァ。
謎の存在・スサノオの正体と目的の果てで、一体何が起こるのか。
オルドの伸ばした手は、はたしてノヴァの心に届くのか——。

終盤に向かうにつれ、怒涛の展開に驚かされることになるでしょう。
個々が抱える心の熱い葛藤に触れながら、この世界の行方を見守ってみてください。

お薦めです!

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