人間もヒューマノイドも、生きている。
- ★★★ Excellent!!!
AIが身近な存在になってきたからこそ、こういう未来もありえるかもしれない。
そのとき、自分達はAIとどのように向き合っていくべきか。とても考えさせられるお話でした。
そして、このお話はAI側にあたるヒューマノイドであり主人公のオルドの視点で繰り広げられるお話です。
どうして自我を持ったのか。ヒューマノイドでありながら自我を持った自分は何者なのか。葛藤しながらも人間達と向き合い、ヒューマノイドと向き合い、その答えを探していきます。
読んでいて「ああ、そうだよね」と思ったのは、人間もヒューマノイドも、在り方が違うだけで根本は同じなのだということ。
自我を持つのも、至極当然のことなのです。
非常に読み応えのあるSFであり、人間ドラマのお話となっています。
丁寧に描かれた世界観にどっぷりと浸かりながら、AIとの未来に思いを馳せてみませんか。