挫折を知る主人公が育てる“冒険者の教室”
- ★★ Very Good!!
転生者でありながら、すべてのスキルがB級止まりで成長限界に達してしまった主人公エンディ。
冒険者を引退した彼は、新人冒険者を指導する教室を開くことになる。
この作品の面白さは、転生チートで無双する物語ではないところだ。
主人公は「壁にぶつかった経験」を持つからこそ、生徒一人一人の悩みに寄り添い、問題の本質を探っていく。
最初の生徒イブも、センスがありながらパーティーを追放された冒険者。
エンディは彼女の状況を丁寧に掘り下げ、最終的にソロ冒険者としての道を見出していく。
強さを教える物語というよりも、
『人の成長や悩みに向き合う物語』
モンスターが跋扈する世界でありながら、
教室を中心にどこか温かい空気が流れているのも印象的だ。
心理描写や人間関係を丁寧に描く、穏やかな成長物語が好きな人には特におすすめしたい作品だ。