押し付けられた、厄災の姫
- ★★★ Excellent!!!
氷の宰相補佐と言われるほど、いつも冷たい表情ばかりで愛想のかけらもない等と言われているアイザックが王命で結婚させられたのはやっと十になったばかりの子どもだった。
しかも彼女は厄災の姫と呼ばれていて――
運命に翻弄され、十以上も離れた男と結婚させられたアリアに同情しつつも、あまりの年齢差やその境遇の複雑さにどう接していいか解らないアイザック。けれどアリアは幼いながらも努力して自分の居場所を作ろうと頑張っている。その姿に少しずつ、少しづつ親愛にも似た気持ちが芽生えていく。
大きな事件が起こるわけでもなく、周りの人たちも他の作品で見るような意地悪な継母や兄弟が出てくるわけでもありません。けれど各々が努力し、歩み寄っていこうとするその姿に、全力で応援したくなります。
不器用だけど優しいアイザックと、健気で頑張りやで本当に可愛いアリア。
最初は親子のような関係が、一歩づつ距離を縮めて夫婦になっていく過程がとても愛しいです。
ちょっぴり切なくも、温かい物語。
皆様ぜひ読んでみて下さい!