おままごと

@Akanesasu-00

第1話


「おままごと」

ここは深い山の奥。特殊能力をもった姉妹二人で生活をしている。姉は気が強く、瞬間移動とテレパシーを使う。妹は気が優しく、フライングで高い木の上にある林檎を取る。合わせ鏡の開に立ちワープ。電気のひもを引き、水を出す。

弟2人はお姉ちゃんのしていることが気になる。そわそわ。いれてー!クライマックスに乱入すると、鼻先でぴしゃりとドアを閉められる。ちびすけの気弱な方がぴえーと泣き出す。

「泣かせちゃあかんでー!お姉様方!」

ちびすけのごんたの方は、すぐに戦いごっこを始める。こないだなんて、コップに蝉の抜け殻を詰めてたんやから!

はあ、仕方がない。弟たちはバリアと心を読む能力をもつ。敵が襲ってきたときに、守るため。幼い妹は、水を出す能力を持つ。生活用水は妹が賄っている。

「おやつやでー」

ちびさんたちは、まんまとむかれた林檎やおにぎりを食べに台所へ向かう。こころはそれが気に食わない。”本物の”食べ物にぱくつかないで。お話がつながらない。仕方がないので、親たちは食べ物を持ってきてくれる親切な住人であるとする。大人たちの顔はちっともみえていない。

おままごとの世界の住人となり、子どもたちは結束を固めていく。

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