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概要
武蔵の国の中心が鴻巣市あたりにあった頃の話。日本書紀は誌す騒動を描く。
日本書紀は誌す。「「笠原ノ使主(おみ)と同族の笠原ノ小杵(おき)が武蔵の国の造(みやつこ)の地位をめぐって争った」と。同族がゆえの過度の競争心、そこに絡まる憎悪、それが殺人にまでいたる不幸。敵対するオミとオキ、両家の若者同志がロメオとジュリエットのように愛し合う。愛は結ばれるのか。決裂するのか。そこに現れる大鳥、キコニア(幸の鳥=コウノトリ)が大きな鍵をにぎる。
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