読むと腹が立つ物語

Hiroe@七七七男姉

読むと腹が立つ物語

 帰宅の途中、あの懐かしい、ダ〇ハツ・シャ〇マンに轢かれたと思えば…


 と思えば、いつの間にやらワイは、この見も知らぬ世界に迷い込んでしまっていた。


 しかも、ふと鏡を覗けば、ごく平凡だった顔はどこへやら。めちゃイケメンに転生。なぜか身なりも良い。


「これは一体…」


 なにがなんだか訳も分からぬまま、この見知らぬ街並みの中を、通りすがる女たちの視線を一身に、しばしワイは彷徨う。


 ぐきゅるるる〜ッ…(典型的空腹音)


「そういえば腹が減ったな…」


 と、見れば幸い、この服の中に金貨がある。


「よっしゃ…」


 かくしてワイは、その金貨を手に、手近な食堂らしき店へ。


 で、すぐにこのテーブルにやって来たウェイター相手に、とりあえず、


「炒飯、麻婆豆腐、小籠包…」


 を注文した。


 


 はいッ、以上。『異世界転生』『イケメン』『中華』…ファンタジーでした。



 ね、腹が立つでしょ?

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