私はきっと、も一度読みたくなるだろう。

大正時代。

今の様に自由に愛を語り合うことも、きっと考えられなかった時代。
主人公の心情が、痛いほどに美しく純粋に描かれているのです。
とまどい、憧れと恋心。
どれも正直な気持ち。

純粋で素直な気持ちをどう扱って良いのか戸惑う彼女を、私はそっと抱き締める。
そして、頑張ったねって伝えるのです。

そんな優しさを秘めた物語です。

私はきっと、もう一度読みたくなる。

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