あまねく電子ネットワークと、アマテラスの女神

第三次世界大戦後の荒廃した世界。『平和党』を名乗る過激な者たちは『絶対平和主義』というイデオロギーを掲げ、「平和のための戦争」を日本じゅうで展開していた。自称平和主義者の平和党員らは平和を実現するためには暴力も辞さないという過激思想の持ち主だった。
主人公、１７歳、男のジェレミーは、乗用二足歩行機《アシモビール》とよばれる体高８メートルのほど人形機動ロボットの操縦者《マニピュレーター》だった。
　ジェレミーは、乗用ロボットで『運び屋』といいう仕事をしていたが、ある日、美しい少女エレカと出会います。エレカは反平和党の一人だった。
　大阪でエレカと出会ったジェレミーだったが、平和党の勢力が支配していない九州へと彼女を運ぶ仕事を引きうける
　ジェレミーとエレカの逃避行がはじまった。