情緒あふれる京都府亀岡市を舞台に神隠し事件とあやかしの甘味処が交錯する

主人公、志乃は合気道の家に生まれた元気な女性。
ベリーショートで快活な彼女だが、心には今も、消えた幼馴染の陰がかかる。
小学四年生のある日、幼馴染の少年が神隠しに遭い、忽然と姿を消してしまったのだ。
志乃は今も幼馴染の母親や、ボランティアの人々と共に、幼馴染の行方を探し求めてチラシを配っている。

そんな彼女の日常に、怪しい男が紛れ込んでくる。
それは狐の面で顔を隠した白髪の男で、武家屋敷で「化け暮らしの休憩処」をひらき、ふわふわパンケーキを焼いているようで・・・?

冒頭、夏の嵯峨野を走るトロッコ列車から見える車窓の風景が素晴らしく、心を打たれます。
関西の土地勘がない筆者にも、情緒的な街の景色が目に浮かぶよう。
歴史の息づく街京都府亀岡市を舞台に、あやかしたちと過去の神隠し事件が交錯します。

果たして「化け暮らしの休憩処」にはどんなあやかしたちが集うのか?
そして志乃は幼馴染の神隠し事件を解決できるのか?
まだ始まったばかりの本作、ぜひ追いかけてみてください!

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