第5話 ガチャ&ガチャ&ガチャ

俺は部屋に到着すると、今日拾い集めた5つのブロンズガチャコインでガチャを回した。


さて、何が出るか…!?

まぁ、ブロンズだし、それなりの物しか出ないだろうけど…


【名前】異世界情報パンフレット①

【レア度】ノーマル+

【説明】異世界の情報が載っているパンフレット。

意外と重要な情報も載ってたりする。


【名前】鏡の剣

【レア度】レア+

【説明】錆びる事の無い鏡で出来た剣。

しかも、たまーに、敵の魔法を跳ね返してしまうという優れ物。


【名前】美顔ローラー

【レア度】ノーマル−

【説明】美顔ローラー、顔用コロコロ。

女の子にプレゼントすると喜ぶかも…ね!


【名前】従魔のケージ(5体)

【レア度】スーパーレア

【説明】従魔を5体まで入れる事のできるケージ。

このケージに入れておけば、アイテムバッグにも収納する事が出来るぞ!

長い時間入れる場合は餌も入れておく事を忘れないように!


【名前】アイテムバッグ(40コ)

【レア度】レア+

【説明】40コまでのアイテムが収納できる便利なバッグ。

ぜひ、活用しよう!


と出た!

中々の引きの良さだ!

特に鏡の剣と、従魔のケージは嬉しいぞ!


そんなこんなで、俺たちは宿屋の風呂に順番に入り、食堂に向かった。


「おぉ、兄ちゃん、見ないツラだな。

そっちの女の子は不思議な格好だが、連れかい?

おっ、従魔もいんのか。」


「はぁ…

あのー、あなたは…?」


俺は尋ねる。


「あぁ、すまねーな。

俺はハンクっていう者だ。

この街のほむらっていうギルドに登録してる。」


「そうなんですね。

俺は鋭牙です。

こっちは仲間のカナメと従魔のダルクです。

ギルドは長いんですか?」


「うーん、半年前くらいかなぁ?

以前はマリアローズ様の近衛兵をやっていたんだが…

最近マリアローズ様は少しおかしくてな…

さっぱり辞めちまって、今に至る訳だ。


なに、お前さんに話しかけたのは、一緒にダンジョンに行かないか?と思っての事だ。

報酬も中々良いぞ?」


ハンクさんは言う。


マリアローズ…

俺をこの世界に召喚した女王の名前だ…!


「うーん、行っても良いけど…

その前にマリアローズ様について聞かせてください。

どうかしたんですか?」


「あぁ、それまでマリアローズ様は虫も殺さない、それはそれはお優しい方だったんだ。

しかし、マリアローズ様はファウル様という婚約者が亡くなると、人が変わったように、恐怖政治を行うようになった。

気に入らない者はすぐに処刑か…

それか、もっとひどい目にあうんだ…

でも、それ以上はいえねぇ!

俺も命が惜しいからな!」


ハンクさんは身震いしながらそう言った。


「そうですか…

俺もギルドに登録しようと思っていた所なんです。

明日一緒に炎に行ってもいいですか?」

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