第4話 モンスター退治

俺も頑張って残り一体のゴブリンに技・一文字斬りを発動した。

ゴブリンの胴体は横一文字に切れた。


うげぇ…!

と思ったのも、束の間、ゴブリンは草原の土に消えていった。

どうやら、倒すと消えていくシステムらしい。


『鋭牙様、このような貨幣とゴブリンの布袋とゴブリンの手袋を手に入れました。』


カナメがそう言ってブロンズガチャコインとゴブリンの布袋とゴブリンの手袋を持ってくる。


「おぉ、ありがとう、カナメ。」


ブロンズかぁ…

となると、シルバーやゴールドのガチャコインもあるのかな?


『ガウガウ!』


ピンクタイガーのダルクがコインを食べようとするので…


「おい、こら、ダルク、これは食べ物じゃ無いぞ!

そうだ、みんなで、親子丼を食べよう!」


『オヤコドン…?でござりまするか?』


『ガウゥ?』


「美味いんだぞ。

さぁ、座って。」


俺たちは座って親子丼を三分割して食べた。


『はぁ〜…

卵トロトロで美味…

いえ、失礼しました。

美味しくございまする。』


カナメが言う。


『ガウゥゥ〜♪』


ダルクも気に入ったようだ。


俺は2人が休憩している間に、ブロンズガチャコインを使ってガチャを引いた。


出たのは…?


【名前】世界のマップ

【レア度】レア

【説明】この世界の地図だ。

全ての街とダンジョンを網羅しており、非常に便利だ!

地図上をなぞると、その街やダンジョンの簡単な特性が現れるぞ!


とあった。


なるほど。

地図かぁ。

確かに必要だけど…

魔法か技が良かったなぁ…


まぁ、いいや。

とりあえずモンスターを倒せばコインが手に入るって事だから…

うん、頑張ろう!


そして、俺たちはハイスネークやゴブリン、ブラックウルフなどのモンスターを倒していった。


そして、アイテムバッグもパンパンになり、街に戻った。


「道具屋でアイテムを売り払いたいんだけど…」


俺たちは道具屋に向かった。


「へい、毎度あり!

こちら、ゴブリンの布袋が5枚とゴブリンの手袋が3枚、それから、ハイスネークの皮2枚と、ブラックウルフの毛皮5枚だね!

しめて、銅貨10枚だな!」


道具屋なおじさんが言った。


俺はとりあえずそれでアイテムを売った。

安いけれど、持っていても仕方ないからだ。

少しでもお金ちなれば儲けもんだ。


「さぁ、宿屋に行こうか。

ダルクは泊まれるのかなぁ…?」


不安だったけど、従魔OKと宿屋の看板に書いてあった。


俺は銅貨2枚を支払って一部屋とった。

本当はカナメは女の子だし、二部屋欲しかったが、空いてないと言われたのだ。


朝と夜、食堂も開いているらしい。

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