第2話 ここどこ

普通「ここどこ?」





???「あぁ、ここはね、閻魔社 魂送還部署(えんましゃ たましいそうかんぶしょ)だよ」


普通「何その凄そうな名前」


???「要は死んだ魂をいろんな世界に送ったり受け入れたりする場所ってこと」


普通「なるほど、わからん。」ジャキ

「うそうそ、冗談」

「ていうかなんでこんな真っ白い部屋にそんな

ドス黒い武器があるんだよ!!!」


???「そんなことはキニシナイキニシナイ。」


普通「気にするよ!普通。あ、これ名前じゃないからね」


???「誰に言ってんの、ていうか話が脱線してるよ」


???「ここまでの話を整理すると、

1.普通くんは死んだ。2.この空間はなんなのか

っていうところかな。」


???「なぜ君がここに送られてきたか、わかる?」


普通「死んだからじゃないの?」


???「死んだ人は大体「魂送還部署」に送られてくる、でも、この部屋に送られてることは滅多にない。」

「この部屋に送られてくるのはとあるアイテムを使った時だけ」

「覚えてる?君がここに来る前にやってたこと」


普通「あ、あの変な瓶か!」


???「そう、あの瓶はね、現世とここを繋げるアイテムだったんだ。」

「あの瓶は嗅げば"死んだ後"ここに来れる、飲めば生身で、いや、"飲んだ状態のまま"ここに来れるんだ。ただし、このアイテムは大体のファンタジー作品みたいな一瞬でその場所にワープするものじゃなく、生身でそのまま飛んでくるものになってる」

「匂いを嗅ぐだけなら魂のまま飛んでいけるけど、飲んでしまったら相当衝撃に強くないと早過ぎてバラバラのボロボロになってしまう」

「君は偶然にも安全な使い方をしたんだ。」



普通「なるほど…よかった〜」


???「実はなんだけどね、このアイテムは君の世界にはないアイテムなんだ」


普通「じゃあなんであったんだ?しかもあんな道端に」


???「それはね、実は僕の上司が酒と間違えて持っていっちゃって…勝手に持ち出した挙句間違えたと気づいた途端に「いらねーよ!!!」ってぶん投げちゃって…」

「さらにぶん投げたそれが現世と繋がってる扉に偶然入るという結果に…」

「まぁこんな話はいいから!」



「今後の話をしよう」


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