第6話

 巨人が上を見上げる。アリーナも空を見上げる。そして、「わあぁぁぁぁ、助けてぇー」、とミナトが、助けを求めていた。

「えっ・・・ミナト!?」

そこには、青い髪が特徴のミナトが空から落ちてきていた。巨人が口を開けて、「いただきます」、と空から降ってくるミナトを、食べようとした。

「あっ、えっ!?」

ミナトは驚き、アリーナは即座に、ミナトを助けようと、空を飛んだ。

「あっ・・・・、えっ!?アリーナ!」

僕は驚いた。いつのまにか、アリーナに、お姫様抱っこされている。そして、下にいるでかい、巨人にも驚いた。

「巨人!?」

「あなた。どれだけ驚くの?」

「いやー、それしかやることがなくて・・・」

アリーナは呆れていた。

「ふんっ」、とアリーナとミナトが喋っているのを遮るように、巨人が盾を投げつける。

あっ・・・これまた死ぬの。

『逃げ足のスキルを発動しますか

YES/NO』

えっ、何急に・・・。

『発動しますか?』

じゃあ、YESで。

その瞬間。ミナトの全身に力が入る。ミナトは、アリーナの手を掴み、空中で、巨人が、投げた盾を避ける。

「なにっ!?」、と巨人が、驚く。気づけば、アリーナを、ミナトが、お姫様抱っこして逃げている。

「ちょと、降ろして!?女王様を守らないと!」

「いや、ここで止まったら、僕、死んじゃうから」

ミナトは、逃げ続ける。巨人は攻撃をし続ける。

鬼ごっこが始まった。

『身体能力スキルを発動しますか

YES/NO』

ミナトは、迷わずに、YESと答える。

「いくぞー」

「ちょっと、待って」、とアリーナは必死になって止める。それを、聞こうとしない、ミナトは、巨人に向かって、拳を前に出す。

「あっ・・・?」

「あれ?」

たしかに、ミナトの拳は、巨人に腹に当たっていた。だがしかし、ミナトの身体能力スキルの練度が低すぎて、巨人には、効かなかった。

「死ね」

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最弱転生 @HANAMIHANATABA

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