クローゼット〜厨二病のおかげで無双します〜

田んぼの左上

第1話「異世界転移」

 我が名は、オルフェンザリウス、訳あって今は佐藤信彦として生きている。しかしこの世界にも魔の手が掛かっている!俺は来たる災厄に備えなければならないのだ!


 いつものように俺は考えていたが教室が光り、気付くとそこは礼拝堂のようなところだった。次の瞬間、扉が開き中からシスターが出てきた。俺らに頭を下げると言葉を綴った。


「皆様は私たちが召喚した勇者です、あなたたちには魔王を倒していただきます。」


 もちろん反対する人が出るが学級委員長がなだめる。もちろんこう言うのはある程度ステータスも念じると、青いウインドウが出てくる。俺のスキルは…「クローゼット」?


 詳細はクローゼット、保管庫にある、アイテムを自由に使える。(異世界対応)また異世界より召喚すると追加オプションがつく。


 チートスキルだ、俺のクローゼットには武器という武器が揃っている。もちろん甲冑などもだ。


 と思っていたのだが、どうやら不遇スキルのようで追放されてしまった。まぁ落ち込んでも仕方ないので、町外れの森でスキルの検証をした。


「クローゼット:模造刀召喚」


『召喚に成功、オプション交換発動、アイテム名の変更を通知。新たな名は妖刀禍血ン済羽ッ、追加性能の通知、斬撃強化、魔法伝導、剣気。』

 

 名前のカチャンスパッは気になるがそれなりに効果が強い。次はこれだ!


 浅草で買った木刀!どんだけの性能になるかな?


『新たな名はユグドラシルの木刀、敵に当たれば命を吸い、味方に当てれば命を与えるとされるユグドラシルの木刀。ユグドラシルの性能そのものが移植されている。」


 では次は、バレットm82のエアガンだ!これマジで好きなんだよなぁ。


『新たな名はバレットm82〈改神〉、この銃より放たれし弾丸は大陸を割り、万物を貫く神の裁きと言える。』


 試し撃ちするしかないだろこれ。まぁ本当だと困るからあのめっちゃ遠くの山に(クローゼットより出したメガネ【倍率操作可】を装着)打ち込んでやる。


 「安全装置みたいなのはないから標的を確認、視界良好。くらえ」


 銃口より打ち出された弾丸は即座に山に到達、山一つが消し飛び核爆発なみの爆発が起きた。この件は全世界で報道された。


 「これさえあればクラスメイトに復讐することだって出来る。追放される前に生きてたら全員殺してやるって言ったのだってハッタリじゃない。俺が魔王を先に倒して俺が魔王となってあいつら全員殺すしかねぇそうと決まれば向かうか、魔王城に。





           次回「新たなる魔王」

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