第29話 アイデアについて
私、祖母の事が大好きで、生きてる間も神様に私の寿命半分でいいからあげてくださいって何度も頼んだけれど。。。
他界しちゃった。。親孝行みたいなの出来なかったし、
【悔いを残すな】【なんでも勘考しなさい。】って口癖だったけれど
あなたに悔いが残ってる。勘考してもあなたに何もできない。でもね、
私、幸せです!凄く今も好きだよ!一番愛してる人じゃないかな・彼には悪いけれど
一番世界で好き。居て欲しいけど。。砂糖入れたコーヒー作るし(好物)
わかばってたばこ吸っていいよ。
あなたの知らない所もいっぱいある。聞きたいことも。なのにね
甘えてるばかりで、何も聞かなかった。後悔してる。
そう、私は祖母リスペクト!!
みんな好きになっちゃう人だった。料理も上手、話も上手。裁縫とかもすごく上手。
ないものとか身近なものですぐ作っちゃう。
みんなに親切で、みんなから愛されていて、器用で、料理も話も上手。
完璧よ!
遺伝子ってあるはずなのに、(DNA?)私ってば、
そうじゃないのよ。。どうして? それが、 突然変異っていうなら、普通、マーベリックとかなら
特殊能力授かるのに。。。。なんもないわ。
(この手から出せるのは、 手汗だけだわ。。。)
そうアイデアね!(すごいアイデアだったら、私も特許とか取りますけれど、
私にはそんな凄いアイデアは有りませんので日常生活の小さなアイデアです。
たまに思いつくのよ、私も!
友達と居酒屋に行った時でした。
きれいなカウンターのこじんまりとした、お店。
和食ね。お寿司も美味しいってところ。気取ってもなくて和気あいあいな感じ。
ああ。好き。普通にそう思える所よ。
お惣菜とか大皿にあってとか、私、こういうの好き。
つきだし(最初のお酒などと共に出してくれる小鉢に入ったおつまみ。)
この日は、【きゅうりと蛸とワカメの酢みそ和え】でした。
で、お友達の話にすっかり夢中になりすぎて、箸を床に落としてしまったんです。
(あーあー。落としちゃった。)って、すぐに、友達が「新しい箸もらうね。」って言ってくれたんだけれど、私はひらめいたんです。
「いいわよ。いいわよ。ぜんぜん平気!反対側使うから。」と、アイデアを述べました。 でも、あれっ?待てよ。落としたんだからどちらとも汚れてて意味が無い。 全くだめなアイデアでした。
似たようなことで全く違うけれど、こんなアイデアを思いついた時もありました。
1993年の夏。 この頃の流行って、日焼けサロン・顔グロ・コギャル・アムラーとかで、
当時、流行アイテムの1つに厚底ブーツと言う物があって、私も気に入ってよく履いていました。
見た目がクリスマスのお菓子詰め込んだブーツのようで可愛くて、履くと20センチくらい背が高くなったようになる程、厚底なのね。背の高い人には分からないと思うけれど、私は背が低く、初めてこれを履いた時は、(上からの眺めってなんて気持ちがいいの!!快感!!) でも宙に浮いているわけでも無いけれど地面と実際の足の間が20センチも離れてるとかなり歩行は危ういのね。
(要は、手を使わない竹馬なのよ。) だから、足の骨折した人って結構いたみたい。
私も例に漏れず、場所が階段だったため片足を打撲してしまい松葉杖をついて、片足にギプスをはめる生活2週間というはめになりました。
やっぱりね、不自由って大変な事よ。【身に染みる】って言葉がぴったり。
2度と厚底ブーツなんて履くもんか!と思いましたし。
松葉杖を突きながら、ギプスしていない足に重心掛けるんだけど、シャワー、食器洗いも大変。
ましてや重いもの運ぶとか、ドア開けることさえ時間がかかるのよ。 でもね、
日常生活って変わらないから外出することもあるわけでしょ?
ギプスしていない反対の足に靴履くとか、スーパーまで歩くのだって大変よ。
でね、私またひらめいちゃったの!
片足は大丈夫なわけでしょ? キックボード使えるじゃない!!ってね!
でもねぇ、やっぱ改めて考えたら無理ね。ギプスの足に重心掛けられないし
、ましてやギプスの足で走れないのね。
もう。 つくづく私のアイデアってひらめいても役に立たないの。
祖母の血はどこに流れているのでしょう? 本当に不思議。
DNAってどうよ?ってお話なんだけれど、とりあえず少しは賢くなるように
DHA含有量が多いとされる青魚を、
本日食べようかなぁ。と思います。
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