月面から始まる復讐譚……その着地点は如何に?
- ★★★ Excellent!!!
近未来、宇宙開発、月面探索、etc、etc……そんなSF好きにはたまらない単語が羅列される中で、突如発生する『ダンジョン』という言葉。ファンタジーとSF、そして両親の死から始まった復讐劇……三つのチグハグな要素が絡み合った末に、解き明かされる謎は、はてさて何か——。
……という感じで、SF好きにもファンタジー好きにもオススメできる本作です。が、その魅力は、もしかしたらキャラクターの方かもしれませんよ?
まだ第四章の半ばまでしか読んでいない為、今後の展開は読めませんが、主人公のヴィクター君が復讐者としての道を突き進まんとする一方、両親と同様に思わず人助けをしてしまうシーンや、個性強め(?)なキャラクターに振り回される様は、とても親近感を覚えました。
あらすじにもある通り本作は壮大な展開に転がって行くようなので、この人間味に溢れたヴィクター君が、今後どのようにしてこの物語の核心に絡んで行くのか、そして絡まれて行くのか目が離せません。
月面から始まった物語……いずれヴィクター君も自らの復讐心と共に宇宙へと飛び出し、どこかへと着地へとするのでしょう。
その着地点が一体どこなのか……貴方も一緒に見届けて見ませんか?