第6話
「だって彼女いるじゃん」
「だからいないっつーの」
「なんで嘘つくの?」
「嘘じゃないっつーの」
私の車の中でそんなやりとりをしばらくしていた時だった。
「…ったくしつこいねーリエちゃんは」
そう言ってマーくんは私を黙らせるように唇を押し付けてきた。
「っ…」
少し酔ってるマーくんの今日のキスは強引でちょっと乱暴。
マーくんの手が私の身体を触り始める。
「ちょっ…」
少し抵抗してみるけど、マーくんのキスと手に身体がとろけて力が入らない。
「リエこっち来て」
助手席のマーくんに腕を掴まれ上に乗るように促される。
私は靴を脱ぎリクライニングを少し倒したマーくんに股がった。
私を抱き寄せキスをしてくるマーくんと狭い車内のシートの上で密着する身体。
マーくんは私の胸を揉みはじめた。
「うわ…オッパイでか」
マーくんはキスをしながら私の服を捲りあげた。
「…鼻血出そう」
マーくんはブラをずらすとすぐに乳首に吸い付いた。
「ちょっ…ん…」
いやらしく腰を動かしてくるマーくん。
「…勃っちゃった」
二ッと笑うマーくん。
「ねえリエ…しよ?」
ベルトを外す仕草をして腰を上下に動かしながら私に言った。
「…ヤダ」
私はマーくんにキスをした。
「なんで?いいじゃん、しようよ」
マーくんは私の足の間に手を入れて
「もうここ濡れてんでしょ?」
と服の上からいやらしく指でなぞった。
「……」
マーくんの言う通りだった。
キスだけで感じてしまっている私。
「リエ」
あぁ…ダメ…。この顔…この声…このキス…本当にダメ…。
「…車はヤダ」
私はマーくんに抱きついた。
「じゃあホテル行こ」
あぁ…ダメ…。なにその顔…なにその声…。
私の身体は完全にマーくんを求めていた。
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