調査ファイル③

護守 空(18)

・護守探偵事務所の新米探偵。一人称は「私」

9年前に瀕死の状態を護守 宗悟に発見され、空が異能者だったことで宗悟に引き取られることとなった。


・養子となった当時、あらゆる記憶を失っており、だいたいの見た目から推測して

空より1年早く引き取られていた凪紗と同い年の9歳として扱われ、養子として迎え入れられた12月が誕生日になる。


・護守家にやってきた当初は、事故で両親を亡くした凪紗同様に人間不信がひどく、誰にも心を開かなかったため、宗悟は無理にふたりを小学校には行かせず、休日にはふたりを連れてさまざまな場所へ出かけ、多くの世界を見せていた。

ちなみに中学に上がり、自主的にふたりが登校するようになるまでは、瀬藤 真琴が勉強を教えていたため、学力で同級生に遅れを取ることはなく、むしろ学年でも成績はふたりとも上位の方だった。


・空にはあまり趣味がなく”コウ”の能力で体力をかなり消耗するため、休日は寝て過ごすことが多い。


能力:守護霊


攻撃力:S 防御力:A 俊敏性:S 効果範囲:A 持続力:C 熟練度:B


S:極限

A:とてもある B:かなりある C:普通 D:あまりない E:皆無


①護守 空の守護霊である”コウ”は龍のような胴体と、キツネを思わせる風貌をした半透明の生物で、空の命を受け行動するが、空の身に危機が迫った場合などには自ら率先して行動することもある。


②コウは超高速で空を飛び回ることができ、そのまま自由に移動することも可能であるが、主である空から離れれば離れるほど力は弱くなる。


③コウは自身の周りに光弾を生成させることができ、その光弾の1発1発がすさまじい速度と威力を誇る。

また、溜め続けることで光弾は光線へと変化し、限界まで溜めて放つ全力の光線は

爆破させる範囲を絞らなければ、小山程度なら跡形もなく消し飛ばすことが可能なほどの威力を持つ。

しかし、その分光弾を1発生成するだけでもコウと繋がっている空にはかなりの負担がかかるため、現在の熟練度ではコウが存分にフルパワーを出すことはできない。


④コウは喚び出す以外にも自身に”憑依”させることができ、憑依させた状態では

身体能力が大幅に上昇するほか、第六感が発達したり、コウのように空を飛んだり

人差し指の先から光弾を生成できる。

しかし、光弾を連射することはできなくなり、(光弾の)威力や速度が落ちるだけでなく、コウ本体のほうが近接格闘においても憑依しないほうが圧倒的に強く、そして素早いという明確なデメリットも存在するので状況に合わせて使い分ける必要がある。


⑤余談であるが”コウ”は空が宗悟に引き取られた後に自身の能力に付けた名であり、

宗悟が初めて空と出会ったとき、瀕死の空をコウが必死に守り、助けようとしていたところを目撃しているので、空本人が覚えていないものの、記憶を失うより以前から能力が開花していたと考えられる。(もしくは空が生きたいと強く思ったことで、宗悟と出会った日にはじめて能力が開花したのかもしれない)

どのみち、空とコウは長い間苦楽を共にしてきたため、互いに深い信頼関係があり、

コウに食事は必要ないものの、空が食事をとる際は必ずコウに少し分け与えている。



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Paranormal えすえいちさん @sishSH3

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