第10話
確かに世の中は雄吉の考えを支持していた。省力化と自動化に舵を切っていた。いや雄吉が世の中のニーズを読み取りこれに同期を取っていたというが正しい。
だから賛同を得るのに労苦はなかったし、人々は間違いを犯す隣人たちより不道徳や倫理観などから
例えそいつが一人歩きしようがしまいが時代が変わる潮目に、
そんな世相に押されて雄吉の無人店舗プロジェクトは氷上を一蹴りの
テスト期間を経て埼玉県にあるN区の飛び地に、
選ばれた地区の住人だけが入れる特権から開店初日は地区の住人ほぼ全てが季節外れの夏祭りに集まるように群がって来た。メディア関係者もその場で登録され買い物を体験した。その日中にサイバー上には、無人&キャッシュレスコンビニ誕生と
「世の中が変わる」
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