第4話

あれから数ヶ月、あの出来事は夢だったのだろうか。

スマホの画面も割れていなかった。

「ここがこんなふうに割れていたんだけどな・・・。」

画面をなぞるとニュースに変わった。


【葛飾北斎の絵、発見か?】

あの北斎さんの絵?どんな絵何だろう?

【年代的には江戸時代のもので、作風も北斎のものに間違いないが、北斎がこの縄文時代のような風景と現代人らしい人物を描くとは考えづらい・・・。】

縄文時代?現代人?

この絵・・・私?

手に持っている物は何だろう、拡大してみる。

スマホ、Mの形。


ありがとう、宇宙船の仲間。

また会えるその日まで、現世で言葉の大切さを学び、宇宙船のために何が出来るかを考えていく。

未来に思いを馳せながら2匹の猫を撫でた。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

猫が待っていなかったら 夏月 水菜美 @nanakusa_life

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画