私、この子は好きだけど王子は嫌いです
王子様と話しつずけてわかったことがある、この人はとても国のことを思っている人だ、毎日のように貧困街へ家来と一緒に足を運び、食料を配給する手伝いを、自らやっている、彼は治療魔法の才もあり、貧困街で苦しんでいる病人達に治療を施している
エレン「まだまだ救いきれていない人はいますが、いずれは国民の皆が笑って暮らせる国造りをしたい、私がこの国を治める者になった時、これを実現できるよう尽力する」
クリスリア「すばらしい思想ですね!それが実現できるよう、応援していますよ!」
うーん、いい子すぎる、国民を第一に考えてくれる優しい心の持ち主のこの子と結婚できれば、絶対大切にしてもらえるだろう、けど、私王族と関わりたくない
エレン「あなたのお父様には、色々とご支援しただいており、とても感謝しているのです」
クリスリア「えっ...どういうことですか?」
エレン「あなたには伝わっていないですか、あなたのお父様は、私のこの活動に一番支援金や人材を派遣してくれている方なのですから、」
クリスリア「そっ...そうだったんですね...」
なるほど、でも、名乗ってもいなかったのに、最初から少し好意的だったような...
クリスリア「私が名乗る前から、エレン様は好意的だったではないですか、どうしてですか?」
エレン「あなたと、あなたのお父様...もうアラン様とお呼びしましょうか、雰囲気似ていましたし、魔力の量が違いますが、あなたとアラン様の魔力の波長が同じなのです」
へっ?魔力!?私、魔力持ってるの!?
クリスリア「わ...私が魔力を持っているのですか?」
エレン「えぇ、大体の貴族は魔力をもっていますよ、あなたの魔力は、わたしよりも莫大です、この国でそこまでの魔力を持つのは、王家直属の魔道士団の団長くらいですよ」
クリスリア「は...はぁ」
嘘、私そんなにすごい魔力秘めてるの...でもそれなら、活かせることは色々とありそうね
エレン「魔力測定に行ってみてはどうでしょう?」
クリスリア「そんなことできるんですね」
エレン「皆、この時期には魔力測定を終えて、魔法の演習を行い始める頃です、まだ測定していないのであらば、早めにしておいたほうがいいですよ、魔法はこの時期から始めないと、私みたいな、覚えの早いイレギュラーな子はそうそういませんから」
クリスリア「色々と教えてくださり、ありがとうございます、エレン様」
エレン「あっはは、エレンでいいよ、僕、君の魔力がどんなものか見てみたい、僕の魔力探知じゃあ、大雑把にしかわからないから、魔力測定に、僕も連れて行っておくれよ」
クリスリア「へっ!?よ...よろしいんですか!?」
えぇー...関わりたくないって思ってたのに、向こうからグイグイくるじゃん...
ここで断ったら、他の貴族の目もあるし...
クリスリア「わ、わかりました..お父様に伝えておきます、」
ちょうど食事を終えた、食事はすごく美味しかった、
皆が食事を終えれば、パーティーは終了、会場からぞろぞろと出ていく、
クリスリア「面倒なことになっちゃったわね...」
王城の前で、お父様を待ちながら、こんなことを呟いた、
アラン「さぁ、帰るぞ」
クリスリア「あっ、はい!今行きます!」
お父様について行って、馬車に乗り込み、
クリスリア「明日、魔力測定にいきましょう、エレン王子が、私が魔力測定をするところを見たいとのことです」
アラン「...!そうか...ちょうどいい機会だ、手配しよう」
明日が楽しみでもあり、少し不安だ
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