第17話武家屋敷

17話目。


これは両親ととある武家屋敷に行った時の事。


色々物騒な事が起こった日本屋敷だったようで、入って早々に私の幽霊感知アンテナはピコーン!と立ってました。


ただ、数が多い。


だからもうダウンジングみたいな感じで歩く度ピコーンピコーンってなってたんですね。


だがしかし武家屋敷!


中々見る事のない昔の日本の家にもうウハウハでした。


「おぉーすごい。おぉーすごい!!」


母「何してんの、次行くよ」


「はいよ、ちょっとまってよ、ここ写真撮って行くから」


母「置いてくかんな」


「無慈悲っ」


こんな感じでいたるところで写真を撮ってホクホクと屋敷を廻る。


そして最後、弓道体験ができるエリアにて写真を撮ってました。


「写真!!弓!!すげぇぇ!!ちょ、安土の方撮る!!」


※安土とは向かって正面、土を盛り盛りして的を刺してる所です。


ーカシャ!


「よし撮った!!弓やる!!」


ほげぇぇ!!と嬉しさのあまりにテンションMAXで弓体験をした私。


そして帰ってから気づいました。


「…なんじゃこりゃ!!」


写真が歪に歪んで合成でもした?と言うような出来栄えになっていたんです。


「母見てこれ!!時空を超えた!」


母「おぉ〜またすごいの撮ったな」


「ね!!んで見てこれ!!次の!!」


スッと動かした写真画像。


次の写真はあの安土の写真です。


「とんでもねぇ顔の数!!」


父「おぉ笑すごい写ってんな」


「ね!!さすが武家屋敷!!」


赤とオレンジを足したような色合いの大きい顔、薄ら見えるような顔色々な顔が的周辺に集まってたんです。


何が怖いかとかはないんですが、あぁやっぱまだいるんだなぁ。としみじみしました。


そしてあのゾワゾワする視線はこの人達だったのかと。


また行きたいもんですね!


以上17話目でした!


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