第6話 周東アイラの本性

 そして、なぜか俺はベッドに押し倒されてアイラに馬乗りにされている


 俺はかろうじて働いた理性で、アイラの体を押しとどめる


「おい! 別にキスしろとは命じてないぞ!」


「あら? セックスの前にキスはしないのですか?」


「セ、セックスって、奴隷だからって、そんなこと命じないよ‼」


「今は罪悪感があって命令できないと。でも、結局遅かれ早かれすることになりますよね?」


「うっ⁉ それは」


 否定できない。


 アイラは小さな顎に人差し指を当て、首を傾げる


「私は別にセックスしてもいいですわよ」


「は⁉ まさか清楚系じゃなくてビッチだったのか?」


 俺の処女妄想が崩れていく


「ビッチだなんてヒドい。恋人が多かっただけです。それで奴隷になるに当たって、あなたに従う条件があります」


「条件? 一応聞くけど」


「これからも私のような見目麗しい女性の奴隷を増やしていくのでしょう?」


「男はあんまり奴隷にしたくないから、そうかも」


「他の奴隷とセックスするときは私も混ぜてください。3Pのお願いですわね」


「は⁉ まさか恋人が多いって魔法学園の女子生徒だったのかよ、君はレズなのか?」


「レズ寄りのバイです。男性経験はないです」


「う~ん、ならばヨシ‼」


 俺の処女妄想はかろうじて保たれた


「それじゃ、契約成立ですね」


 その後のことは多く語るつもりはないが、すごく良かったです


 とりあえずあと2人、女奴隷を捕まえて、デスゲームを勝ち残りたい

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