第11話:ふたりっきり。
週は今まで家の中ではほぼエッダとふたりっきりになることはなかった。
いろんな意味で、チャンスだったかもしれない。
ふたりっきりになったエッダは週をからかってやろうと思った。
「あ〜〜眠い・・・」
エッダはそのままソファに横になった。
「寝るんなら、ちゃんとベッドで寝なよ・・・つうか・・・パンツ見えてるって」
「エッチい気分になった?」
「あのな、昼間っからそう言う挑発的態度はよくないぞ」
「シューちゃん、こんなセクシーな私を見てエッチい気分にならないの?」
「ほらほら・・・パンツ、パンツ」
「股を開くなって!!・・・パンツ脱ぐなよ、絶対脱ぐなよ」
「なんにも感じないの?」
「・・・・・・・」
「あ〜あ、不感症男〜」
「あのさ・・・僕が、エッチい気分にならないないと思うか?」
「なってるの?」
「そんな格好でソファに寝そべって、わざとスカートめくってパンツ見せて
僕を挑発して・・・そこまでやられて僕がなにも感じないとでも?」
「じゃ〜なんでなにもしてこないの?」
「いざとなるとだよ・・・あれだよ」
「はあ?」
「いざとなると、どうしていいのか分かんないんだよ!!」
「え?シューちゃん、エッチの仕方知らないの?」
「知ってるよ・・・知識はあるけどでも実戦したことないだけ・・・」
「ヤリ方だけ知ってても、それじゃ意味ないと思うし・・・」
「シューちゃんがヤリ方知らないなら、ダメじゃん」
「私だってエッチしたことないんだから・・・」
「試しにシューちゃんの脳みその知識だけでやってみる?」
「はいはい・・・来て、はい」
「え?そこでするのか?」
「ベッドなんて面倒くさいし・・・」
「じゃ〜風呂に入らないと・・・」
「それも面倒くさい」
「え〜風呂に入らないと汚れてるよ・・・前も風呂に入ってなかったじゃんか?」
「シューちゃん臭い?」
「エッダだって臭いだろ?」
「臭いのってイヤ?・・・臭いってまじ興奮しない?」
「エッダ、そう言うフェチ?・・・臭いフェチっての?」
「まあ、臭いのがいいっての、分からない気もしないでもないけど・・・
別に臭わなくていいのに自分の脇のニオイ嗅いだり、脱いだ靴下嗅いだり
するもんな」
まあ、考えようによってはそれもいいかも・・・って・・エッダの臭いか。
臭ってみたい気も・・・・
僕は、とっても卑猥なことを考えてしまった・・・恥かしいったら。
ああ、ダメだ・・・違う趣向に走ろうとしてる・・・。
「うふふ・・・シューちゃん今変態になってるでしょ?」
「そ、そんなことないし・・・」
「私オシッコ催してきたから・・・トイレに一緒に行っちゃう?見たい?」
「な、なんてこと言うの・・・」
「滅相もないよ!!僕は変態じゃないからな」
つづく。
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