第3話 リスタート

ゴブリンにとどめを指したのは

魔王:夜麗 琉唯(ヨレイ ルイ)だった。

琉唯は魔王なのにとても優しく

面倒見の良い猫託の幼馴染だった。

「ダイジョブデスカー」

そう言いながら猫託の傷を治していた。

「その感情ない喋り方やめてくんない?」

「ほい」

「それでここどこ?」

「知らん」

「知らんのんかい!」

「そんなに猫託って弱かったっけ?」

「うるさいなぁ、

  でも確かに弱くなってるな」

村人たちにその様子を見られ、

笑われていた。

二人は村を出ようとした時に

村人が

「お二人ともかわいいですね!w

宿屋ただで泊まっていきません?」

「笑うな」と冷静な琉唯と

「やったー!」と喜ぶ猫託。

・・宿屋・・

「猫託、自分のLv見てみろ」

白里猫託 10歳 勇者 性別:女 Lv.2

「Lv.2ーーーー!!!!!!????」

「弱い炎魔法が使えるって、よかったな。」

「良くねーよ!そういう琉唯はどうなの⁉︎」

夜麗琉唯 11歳 魔王 性別:男 Lv.7

「炎、氷、闇、回復の魔法が使える。」

「良いなぁ、

でも魔王仲間ならすることなくね?」

「確かに、ってもう24時回ってるし!」

「眠い..」

「なら、おやすみ」

二人は揃えて言った。

「気まずくない?」

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