【登場人物】
■瓜生那青季(うりゅう なおき)
年齢:16 身長:165センチ 職業:予備校生(元子役)
趣味:深夜ラジオ 好物:冬瓜 日課:筋トレ・ストレッチ
元子役、芸能界に憧れる母親の意向で、小学生の頃から事務所に所属していた。高校受験のブランクに加え、母親からの過度な干渉に耐えきれずに挫折した。もともと、過干渉気質の母親とは折り合いが悪く、両親の離婚を機に父親の地元である名古屋へ移住する。同時に高校を中退しており、父親の転職先が決まるまで、名古屋の大学に通う父方のはとこのもとで高認試験と大学進学のため予備校に通うことになる。なお、父親は明かしていないが、離婚した妻の不倫相手から多額の慰謝料を受け取る手続きをしていた。慰謝料は那青季の学費に充てられる予定。
親子関係、学校での立場のせいか、若干ひねくれた性格をしている。
芝居の仕事や稽古、学校生活との両立のため学校側と板挟みになっていたのも原因。母親とは言わずもがな、父親とも疎遠になりかけた時期もあったが、離婚までの過程で和解してそれなりに良好な関係を築いている。優等生的な応対に反して、冷ややかで批判的な視点を持ちがち。他者に対して信頼を抱くことが少なく、その不信を態度にも表さないだけの器用さがある。
「面倒な子供」である自覚があるので、上っ面を取り繕うのがうまい。
芳郁のことは「芳郁くん」と呼んでいる。
友愛でも親愛でも、あるいは恋愛でも、信頼できる人間であることが大前提。
善良で騙されやすそうな部分に毒気を抜かれたと思っている。同居以降、角が取れて丸くなっており積極的に家事を担当するようにもなった。普段芳郁が細やかに接してくれるぶん、自分も努力をしたいと改心。好物の冬瓜は、最初に食べた和え物がおいしかったから。冬瓜の煮物やサラダなども好きでよく作るが、芳郁に手料理を食べさせてもらうのも好き。
洋食よりは和食派、普段の食生活もかなり控えめ。
■斎場芳郁(さいば よしふみ)
年齢:19 身長:173センチ 職業:大学生
趣味:短歌・料理 特技:難読漢字の読み書き 日課:読書記録
名古屋在住の大学生、市内の国立大学に通っており父方のはとこである瓜生の世話をまかされた。実家は三河にあるため、名古屋弁や尾張弁ではなく三河弁に慣れているが、あまり表には出ない。実はクローゼットゲイで、瓜生に懐かれたことにばつの悪さを感じていた。元々、瓜生との同居にも否定的だったが、父親の意向を断り切れずに受け入れざるを得なかった。
瓜生のことは、「那青季くん」と呼んでいる。
未成年ということもあり、親戚よりも後輩としての付き合いを重視していた。年下の瓜生の努力家な面に惹かれていることに自覚と羞恥を覚えており、同居を断りたいと思い詰めていくようになった。温厚な人物像でありながらも、責任感が強く自罰的な内省が行き過ぎやすい。
穏和な性格で責任感が強い、見た目はやや可愛いよりの今時の若者。
学業の成績もよく、瓜生の勉強の面倒も見てほしいと頼まれている。反面、自身の父親とは距離を置き、性的指向についても秘密主義で韜晦癖がある。打ち明ける予定がなかったが、芳郁や芳郁の父親に寄せられる信頼に負けて自らの告白。今後の親交や同居を断るつもりでいたものの寛容に受け入れられたことに驚きと安堵を覚えている。ちなみに、芳郁の父親は、妻の不倫や過干渉から「芳郁が信頼できる人間であること」を重視して判断をした。
今後の関係については、本人たちが相談して考えることだとも思っている。
子供の頃から自炊ができ、大学入学後には居酒屋のキッチンでバイトをしていたことがあるため料理がわりと得意。食費を削るため、安売りや値引きの食材を買うことが多く、瓜生に振舞った手料理が気に入られて距離が縮まった。まさか冬瓜が瓜生の好物になるとは思ってもいなかったとは本人の談。掃除や洗濯に加え、簡単な料理の手ほどきもするようになった。
本人曰く、本格的でない和食寄りの中華料理が好きな辛党。
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