第19話
この光景は周りにどう思われているのかドキドキしたが、男性もそれなりにいたしみんなそれぞれ自分達の会話に夢中なようで、夢のことは気にも止めていないようだった。
(…あれ?)
奈月が陣取っていてくれた4人掛けの席には先客がいた。
「すいません小野寺先輩、先輩とご飯食べるって言ったら坂口先輩も行くってきかなくて」
「おい、そんな風には言ってないぞ」
坂口は奈月の脇腹を軽く拳で突いた。
「あはは、痛い痛い」
そう言いながらよろけた奈月は、そのまま夢の耳元にそっと近づき、
「昨日のことは何もバレてないんで大丈夫ですよ」
そう囁くと、楽しげに坂口の隣の席に着いた。
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