第6話
茶色のフワフワの髪。
無数に空いたピアス。
生意気そうな瞳。
「飛鳥だよ!!そっくりそのまんま飛鳥!!」
――その日の夜。飛鳥の部屋で飛鳥の物を身につけたあたしを見てカヨが興奮気味に声を張る。
幸い飛鳥は男にしては背が低い方であたしとは4、5センチしか身長が変わらない。顔立ちも目が大きくて睫毛がくて女っぽいから、あたしが変装しても違和感が無いんだと思う。
「……ていうか美湖カッコいい……」
あたしがカッコいいって事は飛鳥がカッコいいって意味な訳で……。案の定飛鳥は『綺麗な男の子代表』みたいな扱いを受けているらしく女の子に不自由した事は無いらしい。
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