プリクラ②

第10話

散々笑って、ユウマの手を引いてレストランの前に行くと、ユウダイはさっきよりも不機嫌な顔をしてレストランの前に立ってた。




「兄貴♪ハイ!兄貴の分!」




ユウシは止せばいいのに、ゲーセンで四等分したプリクラをユウダイに渡す。




「いらねー」




「いいから受け取れってよ」




「んなもんいらねぇ」




ユウシとユウダイの手から滑り落ちたプリクラは、ヒラヒラとユウマの足元に舞い落ちた。

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