第39話 魔道航空隊参戦
ミヒロの閃きを、アルフにベルタ、ガルムが連携しミヒロの3倍の速度で、魔道具を組み立て形にする。
僕が思いを込めたオートマタ、予想以上に優秀だった。
見る間に巨大魔道飛行船が完成した。
ミヒロが集めたガラクタゴミ……魔道具素材を半分ほど消費していた。
「ヒロ様の構想通り、飛行人形を大勢輸送する専用飛行船です、これ1台で飛行人形500人輸送出来ます」
「巨大だが、500人? そうか! 内部は拡張された空間か!」
「それだけでは有りません、低速飛行が幸を成し追尾する飛行人形500と収納入れ換える事で、一度の空輸で1000人の飛行人形を移動させれます」
飛行人形は優秀で、漂う様な低速飛行なら大陸まで飛行可能とか、余裕を持たせ途中で飛行船内の飛行人形と入れ換える事で、倍の1000人を移動させる事が出来るとか、ワインの綿密な計算により行う計画だそうだ。
「ヒロ様、ヒロ海海戦で勝利した輸送戦艦3隻が、ガルバ帝国軍港を制圧! 魔道戦車60台を先頭に指揮官オートマタ10人が各300人の戦闘機械人形を率い、計3000人がガルバ帝都に向け進軍開始の報告が入りました」
「輸送飛行船の完成間に合ったな!」
「はい、アルフ達三人が飛行人形も完成させました! 輸送飛行船に即搭乗させ飛び立ちます」
「僕達に出来る事は?」
「ヒロ様、魔道玉を作って貰えます?」
「魔道玉? あぁ! アルフ達に作り方見せれば良いのだな!」
僕は素材を集め、魔力を込めて魔道玉を作った。
僕が作った魔道玉より、一回り大きい鶏卵位の魔道玉をアルフ達は瞬時に量産した。
500人の飛行人形を搭乗させ、自力で格納庫から出た巨大魔道飛行船は、操縦席にベルタとガルムが乗ってる。
「ベルタとガルムが乗ってるが?」
「二人には、現地で修理や魔道玉の補給させます」
「成る程、長期戦対応か……早く戦争が終れば良いが……」
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