第4話 腐っていた貴族

 獲得!

 PV140と☆6個!

 やったね!

 残り、208リワードと☆31個。


 リワードが癒しだ。

 今日はどんな日本製品を買おう。

 カップ麺かな。

 塩味のシーフードを108リワードでぽちっとな。


 早速、食堂でお湯を貰って食べようとすると、嫌な顔をされたので、大銅貨1枚の10イールを握らせて黙らせた。

 カップ麺にお湯を注ぐとなんとも言えない、美味しそうな匂いが立ち込める。

 食堂の料理人が味見させてくれと言うので、一口だけ食べさせた。


「ええっ、これっぽっちかよ。殺生な」

「食いたいならリワードを持って来い」

「リワード?」

「神のお金だ」


 他の客も食いたいと目が言ってたので、速攻で食べた。

 ああ、美味かった。

 明日はカップ焼きそばかな。

 焼きそばなら、3食入った袋麺の蒸し麺も捨てがたい。

 こっちなら、他の人にもおすそ分けできる。

 カップ麺なら、天ぷらそばも良いな。


 カップ麺でない茹でソバが、99リワードか。

 かき揚げが意外に高くて、1個149リワード。

 麺つゆが、1リットルで179リワードか。


 まだ、カップ麺の天ぷらそばしか食べられないな。

 その前にカレーだな。

 カレー作ると大騒ぎになるだろうな。


 食い物談義はこんなことにしておいて。

 コメントだ。

 7つ貰った。


 領主に面会せよだって。

 会ってくれるかな。


 まあ、行くだけ行ってみるか。

 領主の城の前に立った。


「待て、お前は誰だ? どんな用事で領主様の城に入る?」

「守備兵のアロガンがやった不正の証拠がある。領主様に会いたい」

「約束は取り付けたのか?」

「いいや」

「では駄目だ」


 ええと、こうなったら、贈り物だな

 後ろを向いて、88円の板チョコレートをぽちっとな。


「世界的に貴重な菓子があります。おそらく金貨100枚でも買えないでしょう。献上したい」

「ふむ、品物だけ受け取る」

「領主様から言葉を聞きたいので待たせて貰ってもいいか?」

「構わんが、必ず声が掛かるというものでもないぞ」

「構わないさ」


 しばらく待ったら、領主の使用人が現れた。


「先程の菓子を献上したのはお前か?」

「ええ」

「ついて来い」


 使用人のあとをついて行き、使用人がある部屋の前でノック。


「領主様、献上した者を連れてきました」

「入れ」


 執務室と思われし部屋に入った。


「あの菓子は何だ? 材料は手に入るのか? 製法を知っているなら雇っても良いぞ」

「菓子はもう手に入らない。それより聞いてくれ。守備兵のアロガンがやった不正の証拠がある。フォレストウルフ出現の報告を握りつぶしたんだ」

「何だそんなことか。お前は商人だろう。身なりからすると大店の若旦那という所だな。街道で馬車が被害を被ったという所か」

「違う。義憤に駆られたのだ」

「行って良いぞ」


 手の平をひらひらさせて行けと合図する領主。

 くそっ、こいつも腐っていたか。


「俺はとある貴族に連なる者だ。あんた名前は?」

「名乗りも出来ない者が名を尋ねるか。まあいい。コラプ・ディケイ男爵だ。ほら気が済んだか。さっきの菓子の製法を差し出すなら、話を聞いてやらんこともない」


 こんな奴と取引しても無駄だ。

 貴重な88リワードを無駄にしてしまった。

 きっとこいつもカレントの手下だな。

 そんな予感がする。

 機械兵製の仮面を着けてて良かったよ。


 さすがざまぁホイホイ。

 ざまぁするべき人間が雪だるま式に増えていく。

 ここは撤退しよう。


「おい、まだ見つからないのか。カレント様の弟のケンと言う奴は」


 城を出て歩いていたら、守備兵の詰め所にいるロードの一匹がそんな声を拾った。

 やっぱりな。

 カレントと繋がっていたか。

 となると盗賊も怪しいな。

 守備兵が化けていたのかも。


 乗合馬車の御者は盗賊のことは何も言わなかったからな。


「見つかったら、今度は自白にサインなどという生ぬるいことは言わずに殺せ!」

「了解しました」


 こうなると、冒険者ギルドも、裁判所もあてにはできないな。

 領主の息が掛かっている可能性は大だ。

 逃げの一手は嫌だ。

 それは負けたと同義だ。

 ロード達を使えば暗殺はできるだろう。

 だが、できれば罪の証拠を掴んでから断罪したい。


 新たにロード達を作ろう。

 それを放って情報収集しよう。


 機械兵製のお面に名前を付けるか。

 フェイスで良いな。


「お面、お前はフェイスだ。右目の所にモニターを作って、ロードの映像を流せ。耳の所には音声だ」


 フェイスをロードのコントロール装置として、映像の切り替え、指示の伝達をさせる。

 さあ、どんな不正の証拠が出て来るかな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り31個


今回の収支:

 収入

 140リワード

 0イール


 支出

 お湯、大銅貨1枚、10イール

 カップ麺シーフード、108リワード

 板チョコ、88リワード


 残金

 12リワード

 53870イール


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 何の不正の証拠を見つけた?


 ①敵国に内通

 ②税の誤魔化し

 ③違法な人身売買


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 10/26日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


 次のガチャまで、743PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 掻痒感スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:4

魔力:25/80

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

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