第26話 突発コラボ その12
「〈出来たァァァ!!〉」
「よし、じゃあ一回ボクにイラストを送ってもらって……。ありがとうございます!やっば!神じゃん!それじゃあさっそくボクと唯ちゃんのイラストをお披露目していくんですが、せっかくだし二人でカウントダウンしよっか!いくよ〜!1!」
〈え、えっと……2!〉
「3!」"チラッチラッ"
ツッコミ待ちなのに……誰もツッコんでくれない!このままボケ続けてもだれるし……。
[カウントダウンじゃなくてカウントアップしとるやないかい!]
「ありがとう!ボクはこの
[さっきからコメ欄をやけにチラチラ見えるなとは思ってたけどそういう……]
「満足したしさっそくイラストをお披露目するよ!3,3・2,2・1,1……Q!!」
[おかしい!二歳児の赤ちゃんボディーのはずなのに唯ちゃんがエロい!]
[それな!俺らの知ってる唯ちゃんじゃない!]
[俺らのイメージしてたのは精一杯色気出そうと頑張って微笑ましい感じのやつだったのに赤ちゃんボディーなのにちゃんとエロいやんけ!フゥ……]
[おい今ナニをした!]
[ナニをしただけだけど?]
「はいそこ!ここは四歳児の運営する全年齢向けチャンネルなので猥談は他所でしてくださーい!」
[別に何も言ってないのに決めつけないでくださーい!]
[そういう発想になる蒼井ちゃんの方が頭の中ピンクなんだよ!]
[そうだそうだー!]
[そうだぞー!蒼井ちゃんの方が変態だー!]
「二歳児がエロいだなんだと話してることに対していってるの!ロリコンさん達?変態さんは黙っててください。配信から追い出しますよ?」
[ブヒッ!]
[あ、やばい変な扉開きそう]
[ようこそこちら側へ]
[こいつらの一括りにされるのはいやすぎる!]
[こいつらと同じ変態枠にされないように自重するか]
[だな…………]
「うわぁ……。ガチの変態はネタにも出来ないからお帰りください。ブロックブロックっと。あと唯ちゃんの描いてくれたボクに対する感想とかはないんです?」
〈そうですよ!私だって精一杯描いたんですからもっと褒めてくれたっていいじゃないですか!〉
[可愛い可愛い]
[めちゃくちゃ上手いし可愛いんだけど構図的なインパクトが足りないというか……]
[これはお題が悪い]
〈おぉ〜褒めてくれてありがとうございます!〉
「お、お題が悪い?ちょっと風向き変わってきたぞ?」
[イラストの上手さが分かりにくいお題な気がする]
[二歳児と妖艶さって対比でおぉ!ってなるけど四歳児のウィンクってお題はイマイチパッとしない]
[つまり蒼井ちゃんのせいってことでおk?]
[おk]
「おいコラてめぇら!まぁいいや、とりあえずここら辺で配信終わろうかな!間延びしてるし母さんを宥めなきゃいけないし……。面倒くさ。おっと失礼つい本音が。最後にこの突発コラボに来てくれた唯ちゃんに感想聞いて配信の締めに入ろうかな!」
〈楽しかった!以上!〉
「え?」
〈え?〉
「短くない?」
〈やっぱりそう?〉
「うん。」
〈じゃあもう少し長めに。蒼井ちゃんの初の記念配信っていう大事なタイミングでコラボさせてもらえてめちゃくちゃ嬉しかったし、めちゃくちゃ楽しかったよ。TUMUGI先生とあんまり話せなかったのが少し残念だけどね。また機会があればコラボしたいなって思ってるので!蒼井ちゃんも、あお友の人たちもよろしくお願いします!以上です!〉
「と、いうわけで今日の配信は以上になります!チャンネル登録と高評価の方是非ともよろしくお願いします!タグを付けての感想投稿もね、やっていただければ巡回してるので配信で取り上げるかもしれないからどしどし投稿しちゃってください!それじゃあおつしろ〜!」
〈お、おつゆい〜!〉
"ブツッ"
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