極上のホラー&サスペンス。さあみんなで魔に魅入られよう！

「本当に怖いのは人の心なのです」
などと言ってしまうとありがちな話と思われそうですが、この作品の「人の心の怖さ・脆さ」には何と隙がありません。

登場人物の誰もがあまりにも恐ろしくあまりにも脆い。

ぞっとする序章が終わり、ようやくサスペンスの探偵役が登場かと思いきや、更に一捻りも二捻りも加えられる恐怖の奥行きと魅力。

唯一ヒーロー的存在と言える人物ですら一筋縄では捉えられないのです。

これはもう読むしかない。そして皆さんで人心の弱さを思い知り、極上の魔に魅入られましょう。