第8話 フェルの災難

僕は今オーガの森に来ている。

「怖ぁ(小声」


「ん?なんですか?」


「なんでもないよ、、」


ロップはがんがん進んでいく。

所々で風のヒュオオオって音がする。

いかにも「お化けが出てきそう。 ですか??」

心を読まれたっ、、


「ロップ、、頼むから離れないでね?」


「フェル様を置いていくわけないじゃないですか〜」

そう、今僕はロップの服を掴んで歩いている。


「ほんとに16歳ですか〜??」


こういうものではそういった余裕気な奴から殺されるんだぞ?!?!


「にしても、、魔物の匂いがかすかにしますね、、」


オーガの森に来たのはオーガの牙が欲しいからである。


オーガは二足歩行の鬼のような怪物だ。

喋れないし、欲もないし、脳がないし、等、

力以外ではレベルが低いのだ。冒険者は スライム→ゴブリン→オーガ、、、、

の順番で慣れていくことが多い。

だが、、、、

「ロップ、おかしいぞ。オーガが全くいない」


「こんなこと今まであったでしょうか?」


「、、、オーガじゃない話なら聴いたことがある。」


「参考にお聞かせ下さい。」


「ああ。昔な、スライムが森から消え去ったんだよ。

民は何事かと思った。でも、子どもたちが窒息させられてたり、果物がとられないようになったから、嬉しかったのほうが強いかな。でも異変に気づいた王は騎士を派遣させて調査させたんだ。そしたら、結果はスライムは森の中心にいて、集まって、人形に変形してた。しかも魔王四天王レベルの特能力だったんだ。

まあ、でも結局、魔王討伐時代に勇者に殺されたがな。っていう話だ。」



「なるほど、でしたら、、、、、先に進みましょうか。」


「えっ?」






















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