Chapter10 公式戦

「ランク5以上の全WWAK戦闘員に告ぐ。本日未明に保土ヶ谷区上空から現れた下級天使ダウナの軍団に苦戦中。至急、戦闘に参加せよ。繰り返す。ランク5以上の全WWAK戦闘員に告ぐ。本日未明に保土ヶ谷区上空から現れた下級天使ダウナの軍団に苦戦中。至急、戦闘に参加せよ。」

『なんだよ最近の戦闘員は雑魚しかいないのか?』

『…でもおかしい。最近は戦闘員は強くなっていっているはずなのに…』

まさか、天使がつよくなっているってことか?

『かもしれないね。』

定番の心読みだ

『それはそうと、井戸端、行くぞ。』

え…?

あ、そうだった

俺はランク7なんだった。

『KAR98Kを持って外へでろ。テレポーターで向かうぞ。』

『『いってらっしゃーい』』

うん…

は?

テレポーター?

世界って、僕が知らないことが多いんだな

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『ついたぞ。ここが前線後方だ。お前の仕事は、そのKAR98Kで天使を撃ち殺すことだ。くれぐれも味方を撃ち抜くなよ。あと、ヘッドショットを狙え』

そういえば、暗視スコープと反動軽減装置が搭載されていた。

『さぁ、暴れるぞ』

そう言って出したのは、UZI-ADVANCEだった。

FPSやってたから見ただけでわかる。

しかし、時間はすでに深夜二時を過ぎ、満月の灯りで照らされた天使とその周りで散っている火花しか見えない。

しかなたく、匍匐前進ほふくぜんしんの体制になり、三脚を開き、スコープを覗く。

「…レッドドット×15スコープか…」

深く息を吸い、止める。周りで影のように飛び回っているのは多分人だろう。


セーフティを切る


引き金を引く


スコープに映り込んだ


ドンッ


ぷんと匂う火薬の匂い


空になった薬莢が落ちる


ヘッドショット。

『おぉ、上手いなお前。』

当たった…

『だいたい頭に一発当てちまえば即死だ』

生えている羽が崩れて落下していく天使が緑色のスコープ越しに見えた。


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やっほー ピクタスだよー

明日も書くねー

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